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初心者のためのUnreal Engine ブループリント入門

物理エンジンと衝突処理 (5/7)

作成:2015-03-14 10:45
更新:2015-03-14 10:45

■コリジョンと衝突イベント

アクタを「物」として動かせるようになるということは、物と物がぶつかることもある、ということです。ゲームでは、さまざまなアクタの「衝突」によりさまざまな処理が実行されます。例えば、弾と衝突(?)して敵キャラが破壊されたり、アイテムと衝突(?)してそのアイテムをゲットしたり、ですね。

コリジョンには、衝突に関するイベントが用意されています。それを利用するには、詳細設定で設定を行う必要があります。アクタの詳細パネルから「Collision」という項目を探して下さい。これがコリジョンに関する設定です。ここには以下のようなものが用意されています。


Simulation Generates Hit Events――これは「ヒットイベント」に関するものです。ヒットイベントは、何かと衝突した瞬間に発生するイベントです。このチェックをONにすると、他のアクタと衝突した瞬間にヒットイベントが発生するようになります。

Generate Overlap Event――これは「オーバーラップイベント」というイベントを発生させるものです。オーバーラップイベントは、別のアクタと重なった状態に関するイベントです。これをONにすると、オーバーラップイベントが発生するようになります。

コリジョンのプリセット――これは、どんなものが衝突の対象となるかを指定するものです。ポップアップから、衝突する対象となるものを選ぶと、その対象となるアクタとだけ衝突します(それ以外はスルーしてぶつかりません)。

Simulation Generates Hit EventsGenerate Overlap Eventは、利用したいイベントだけONにすればいいでしょう。

コリジョンのプリセットは、細かに設定をすることも可能ですが、通常はポップアップの選択肢から選ぶだけで済むはずです。特に選別する必要がなければ、「Block All」ですべてのアクタと衝突するようにしておけばいいでしょう。あるいは、物理エンジンを使っているアクタとだけ衝突判定できるようにしたければ、「Physics Actor」にしておくとよいでしょう。

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