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初心者のためのAngularJS入門

AngularJSの基礎を理解しよう (2/5)

作成:2015-12-05 08:59
更新:2015-12-05 08:59

■サンプルを作ってみよう!

では、いきなりですが、さっそくAngularJSを使って簡単なものを作ってみましょう。

「え、インストールは?」と思った人。いりません。開発環境? いりません、JavaScriptですから適当にエディタで書いて下さい。動作サーバーの用意は? とりあえずいいです。HTMLファイルをそのままブラウザで開いても動きます。Ajax利用などでサーバーアクセスの必要が生じたら、その時に考えればいいでしょう。

では、下に簡単なサンプルコードを掲載しておきますので、テキストエディタ等を開いて書いて下さい。そして.html拡張子で適当な場所に保存しましょう。そしてブラウザで開いてみてください。

このサンプルでは、入力フィールドが1つだけ用意してあります。ここにテキストを書くと、リアルタイムに下のメッセージに表示がされます。ごく簡単なものですが、AngularJSの動作はなんとなくわかるでしょう。

AngularJSを使う、といっても、見てみるとJavaScriptのコードらしきものはまったくありません。実は、AngularJSの賢いところは、「JavaScriptだけ拡張するのではない」という点でしょう。AngularJSは、HTMLそのものを拡張します。では、どうなっているのか見てみましょう。

■AngularJSのロード

<script 
    src="https://ajax.googleapis.com/ajax/libs/angularjs/1.4.8/angular.min.js"></script>

AngularJSは、一般にGoogleからロードして利用します。上記のように<script>タグを用意することで、もうAngularJSが使えるようになります。

このajax.googleapis.comというサイトは、Googleが提供するCDNのサイトです。CDNは、「Code Delivery Network」の略で、広く使われているオープンソースのJavaScriptコードを配布するサイトです。jQueryPrototypeなど、主なオープンソースのJavaScriptライブラリは、たいていここで配布されています。指定のライブラリのアドレスをsrcに指定するだけで、いつでもそのライブラリが使えるようになります。

※プログラムリストが表示されない場合

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●プログラム・リスト●

<!doctype html>
<html ng-app>
<head>
    <title>AngularJS Sample</title>
    <script src="https://ajax.googleapis.com/ajax/libs/angularjs/1.4.8/angular.min.js"></script>
</head>
<body>
    <div>
    <p>input:<input type="text" ng-model="msg"></p>
    <p>you typed: {{msg}}.</p>
    </div>
</body>
</html>

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