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初心者のためのTypeScript入門

値と変数の基本 (2/5)

作成:2016-04-16 08:58
更新:2016-04-16 08:58

■配列とArray

TypeScriptでは、多数の値をまとめて管理するのに「配列」を利用します。これはJavaScriptと同じですね。この配列は、「Array」という型として用意されています。

配列にタイプを指定して書くには、2つの書き方があります。1つは、保管する値のタイプに[]を付ける書き方です。例えば、こんな具合です。
var arr:number[] = [1, 2, 3];

これで数値を保管する配列arrが作成されます。もう1つの書き方は、Array<タイプ>という形でタイプを指定する書き方です。
var arr:Array<number> = [1, 2, 3];

これで、その上の行と同じようにnumberを保管する配列arrが作成されます。

これらの書き方を見ればわかるように、配列は、基本的に配列全体でタイプを指定します。つまり、すべての要素には同じタイプの値しか保管できないようになります。

JavaScriptでは、配列にはどんな値も保管できましたが、TypeScriptでは「同じタイプの値だけ」を保管するのが基本です。多くのプログラミング言語では、そのようになっているのです。なんでも入れられたほうが便利ですが、しかしバグなどの要因となることも多いのですから。

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