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Android開発ビギナーのためのJava超入門

構文を覚えよう! (2/6)

作成:2011-01-06 08:27
更新:2011-01-06 08:27

■条件分岐の基本は、if文

では、条件分岐から説明しましょう。これは2つの種類が用意されています。一番の基本となるのは「if」文と呼ばれるものです。これは、以下のような形になっています。

※条件が成立すれば処理を実行する
if ( 条件 ) {
    ……実行する処理……
}
※条件に応じて異なる処理をする
if ( 条件 ){
    ……成立するときの処理……
} else {
    ……成立しないときの処理……
}
2つありますが、まぁ基本は1つです。よく見ればわかりますが、2つの違いは「else 〜」という部分がついているかいないか、の違いだけです。

この構文は、ifの後にある()部分をチェックし、その内容が成立する(正しい)ときには、その後にある処理を実行する、というものです。もし成立しない(正しくない)ときは、else〜というのがあればその処理を実行します(無いときは、何もしないで次に進みます)。

下に、ごく簡単なサンプルをあげておきましょう。これは、変数numの値を調べて、偶数か奇数かを表示するものです。「えっ、Javaには、偶数か奇数かを調べるメソッドとかあるの?」と思った人。そんなものはありません。でも、調べることはできますよ。「2で割ってあまりがなければ偶数」でしょう? ここでは、
if (num % 2 == 0){
こんな具合にifの条件の部分を書いていますね。これは「num % 2」が「0」かどうかを調べるものです。%は、「割り算のあまり」を計算する記号でしたね? これでnumを2で割ったあまりがゼロかどうか調べ、それが成立するかしないかで表示を変更していたのです。

変数numの値をいろいろと変えて試してみましょう。どんな値にしても、ちゃんと偶数か奇数かをチェックできるでしょう?

※プログラムリストが表示されない場合

AddBlockなどの広告ブロックツールがONになっていると、プログラムリスト等が表示されない場合があります。これらのツールをOFFにしてみてください。

●プログラム・リスト●

public class Sample {

	public static void main(String[] args) {
		int num = 1234; // 適当に
		if (num % 2 == 0){
			System.out.println("「" + num + "」は偶数。");
		} else {
			System.out.println("「" + num + "」は奇数。");
		}
	}

}

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