構文を覚えよう! (5/6)
作成:2011-01-06 09:25
更新:2011-01-06 09:39
更新:2011-01-06 09:39
■一番シンプルな繰り返しは「while」文
次は、「繰り返し」です。これもいくつか種類があるんですが、まずは一番シンプルな「while」からいきましょう。これは、条件をチェックし、それが成立する間、ひたすら繰り返し続けるという構文です。
・最初に条件をチェックする
最初にwhileを書いた場合、最初から繰り返す条件が不成立だったら、まったく何もしないで次に進みます。が、最後にwhileを書いた場合、繰り返す条件が最初から不成立でも、必ず1回は処理を実行することになります。なにしろ、実行した後でないと繰り返すかどうかわからないんですから。
実際にいろいろやってみるとわかることですが、「条件が成立しなくても、最低1度は処理を実行する」という必要に迫られることは、あんまりありません。ですから、ビギナーのうちは、「whileは最初に書いて使うのが基本」と割りきって考えていいでしょう。最後に書くやり方は、ほとんど使うことはないはずですから。
では、簡単なサンプルを上げましょう。前回作ったのの同様で、変数numまでの合計を計算するプログラムです。ただし今回は、繰り返すごとにその時点までの合計を書き出すようにしてあります。繰り返しによる値の変化がよくわかるでしょう。
・最初に条件をチェックする
while ( 条件 ){・最後に条件をチェックする
……繰り返す処理……
}
do {構文の書き方は2通りあります。最初にwhileを書くやり方と、最後にwhileを書くやり方です。これは、「繰り返しの前と後のどっちで条件をチェックするか」の違いです。どっちだって変わらないだろう、と思うかも知れませんが、そうでもありません。
……繰り返す処理……
} while ( 条件 );
最初にwhileを書いた場合、最初から繰り返す条件が不成立だったら、まったく何もしないで次に進みます。が、最後にwhileを書いた場合、繰り返す条件が最初から不成立でも、必ず1回は処理を実行することになります。なにしろ、実行した後でないと繰り返すかどうかわからないんですから。
実際にいろいろやってみるとわかることですが、「条件が成立しなくても、最低1度は処理を実行する」という必要に迫られることは、あんまりありません。ですから、ビギナーのうちは、「whileは最初に書いて使うのが基本」と割りきって考えていいでしょう。最後に書くやり方は、ほとんど使うことはないはずですから。
では、簡単なサンプルを上げましょう。前回作ったのの同様で、変数numまでの合計を計算するプログラムです。ただし今回は、繰り返すごとにその時点までの合計を書き出すようにしてあります。繰り返しによる値の変化がよくわかるでしょう。
(by. SYODA-Tuyano.)
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●プログラム・リスト●
※最初に書くやり方 public class Sample { public static void main(String[] args) { int num = 5; // 適当に int total = 0; int count = 1; while(count <= num) { total = total + count; System.out.println("*" + count + "までの合計:" + total); count = count + 1; } } } ※最後に書くやり方 public class Sample { public static void main(String[] args) { int num = 5; // 適当に int total = 0; int count = 1; do { total = total + count; System.out.println("*" + count + "までの合計:" + total); count = count + 1; } while(count <= num); } }
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