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Android開発ビギナーのためのJava超入門

Androidで出てくるJavaの機能 (4/5)

作成:2011-01-07 09:21
更新:2011-01-07 09:22

■インポート

続いて、「インポート」についてです。

パッケージで、プログラムはきれいすっきりと整理できることはわかりました。ただし、パッケージで整理すると、ちょっと面倒なことが起こります。

例えば、jp.tuyano.myappにあるMyAppクラスは、「jp.tuyano.myapp.MyApp」と書かないといけなくなるのです。インスタンスを作るときも、
jp.tuyano.myapp.Myapp obj = new jp.tuyano.myapp.MyApp();
こんな具合に書かないといけません。Activityは、android.appというパッケージにあるので、クラスを書くときも、
public class クラス名 extends android.app.Activity ……
と書かないといけないのです。これって、めちゃくちゃ面倒くさいですね。

そこで、「プログラムの中でよく使うものについては、クラス名だけで使えるようにしよう」ということで考え出されたのが「インポート」です。これは、
import クラスの指定;
こんな具合に書くと、そのクラスは、パッケージ名を省略してクラス名だけで使えるようにしてくれます。下のリストを見ると、
import android.app.Activity;
こんな具合に書いてありますね? これで、Activityは、android.app.Activityと書かずに、ただActivityだけでOKになります。

よく使うクラスというのは、だいたい同じパッケージに揃っていることが多いので、「このパッケージにあるクラスは、ぜーんぶクラス名で使えるようにしたい」という場合は、ワイルドカードというのを使います。例えば、
import android.app.*;
こんな具合にすると、android.appパッケージにあるすべてのクラスが、クラス名だけでOKになります。この*記号は、「そこにある全クラス」を示すワイルドカードです。これはよく使われますので覚えておきましょう。

※プログラムリストが表示されない場合

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●プログラム・リスト●

※Androidの基本形(3)

package ……なにか書いてある……;

import android.app.Activity;
import android.os.Bundle;
import ……他にもいろいろ書いてある……

public class クラス名 extends Activity {
    
    @Override
    public void onCreate(Bundle savedInstanceState) {
        ……いろいろ書いてある……
    }
}
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