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初心者のためのJava SEプログラミング入門

Javaの基礎知識 (3/3)

作成:2010-01-14 10:29
更新:2011-10-11 12:15

■JDKの設定と使い方

JDKを入手してインストールしたら、すぐに使えるわけではありません。Windowsユーザーは、以下の点をチェックする必要があります。


●Windowsの環境変数設定●

Javaのプログラムがある場所のパスを設定しておく必要があります。「システム」コントロールパネルを開き、「詳細設定」タブにある「環境変数」ボタンをクリックして、環境変数の設定ウインドウを呼び出してください。そして、システム環境変数に、以下のように新しい環境変数を追加します。
変数名: JAVA_HOME
変数値: C:\Program Files\Java\jdkのフォルダ名

JDKは、Program FilesのJava内にインストールされるので、そこのフォルダを調べて正しくパスを設定してください。これを保存したら、続いて「Path」環境変数を探して「編集」ボタンを押し、変数値の最後に以下のように追記をしてください。
;%JAVA_HOME%\bin;
これで、JAVA_HOMEで指定したフォルダ内の「bin」フォルダにあるプログラムが直接実行できるようになります。


○コンパイルと実行
Javaは、いわゆる統合環境ではありません。WindowsのVisual Basicや、MacのREALbasicのように、プログラムを書く専用エディタやデバッガがあって、作成したものがそのまま動く――という環境ではないのです。ではどうやってプログラムを作成するかというと、こんな感じです。

1.まず、ワープロやエディタを使ってプログラムを書き、テキストファイルで保存する。JDKには専用エディタは付いていないので、自分のもってるワープロなどで書いて下さい。

2.コンパイラでコンパイルする。このとき間違いがあるとエラーが起きるので、またワープロやエディタでプログラムを書き換えて保存し、再びコンパイルをする。

3.コンパイルが成功すると、ファイルが作成される。

4.できあがったファイルをインタープリタで実行すると、Javaで作ったプログラムが動く。

 なんで面倒なんだ!と思った人、あなたは正しい(笑)。JDKは、このように本当に原始的なものです。市販されているJava開発用ツールはこれよりずいぶんとよいものですが、ここでは誰もが手に入れられるJDKで話を進めていきます。

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