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初心者のためのPython入門

まずは値と計算の基本から (2/4)

作成:2011-01-14 09:40
更新:2017-06-03 11:39

■主な値の種類を覚えよう

では、Pythonにはどのような値の種類があるのでしょうか。基本的なところをざっと整理しておきましょう。

・数字関係
プログラミングで使う値といえば、まずは「数字」ですね。これは、Pythonでは沢山の種類があります。「整数」「多倍長整数」「浮動小数点数」「複素数」といったものです。これは、以下のように記述します。

整数――普通の整数です。ただ数字を書くだけでOKです。

浮動小数点数――要するに、小数点以下の値のあるものですね。あるいは、猛烈に桁数の多い数字とかにも使ったりします。これは、普通に小数点の「.」を付けて書きます。

複素数――要するに、虚数のことですね。これは末尾に「J」を付けます。

このうち、とりあえず「整数」と「浮動小数点数」だけ覚えておけばいいでしょう。複素数は、まぁ使う必要が生じるようになるまでは忘れててOKでしょう。

・テキスト関係
テキストは、値の前後をクォートでくくって記述します。これは「シングルクォート」「ダブルクォート」「トリプルクォート」といったものが使えます。
'Hello'    "Welcome"   '''Bye'''
こんな感じですね。このうち、シングルクォートダブルクォート('と")は、実は働きなど全く一緒です。普通にテキストを書くときは、このどちらかで書きます。

最後のトリプルクォート('を3つ)は、複数行に渡るテキストを書くときに使います。シングルクォートやダブルクォートは、テキストの値の途中で改行したりできないのです。トリプルクォートは、途中で改行してもOKです。

・真偽値
これは、プログラミング特有の値です。これは「二者択一の値」なのです。真か偽か、イエスかノーか、正しいか正しくないか、そういうのを示すのに使います。これは「True」「False」というPythonに用意されているキーワードを使って記述します。それ以外の値は使えません。

実際に、これらの値を使った例を挙げておきましょう。下のリストをIDLEから1行ずつ実行してみて下さい。ちょっとわかりにくいのはトリプルクォートのテキストですね。それ以外は、そう難しいものでもないでしょう。

※プログラムリストが表示されない場合

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●プログラム・リスト●

print(12345) 
print('Hello') 
print('''welcome, 
and bye.''') 
print(True) 

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