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初心者のためのSwiftプログラミング入門

配列と辞書 (1/5)

作成:2014-09-20 20:56
更新:2014-09-20 20:56

■配列の基本について

多数の値をまとめて管理するのに用いられるのが「配列」です。配列は、同じタイプの値を多数まとめて保管します。配列の中にはいくつもの値を保管できる場所が用意されており、それらにはゼロから始まる通し番号(インデックス番号という)がつけられています。これを利用し、「5番の値」というようにして値を取り出したり、別の値を保管したりできるのです。

配列は、最初に「いくつの値を保管するか」を指定して作成します。例えば「10個保管できる配列」を作ったら、インデックス番号0〜9の場所(1〜10ではないので注意!)に値が保管できます。場所が確保していない番号を指定して値を読み書きしようとするとエラーになります。

では、配列の基本的な使い方を簡単にまとめましょう。


●配列の作成
var 変数 : [タイプ] = [タイプ]()
var 変数 : [タイプ] = [タイプ](count:数, repeatedValue:値)
var 変数 : [タイプ] = [値1 , 値2 , ……]

●値の読み書き
変数 = 配列 [番号]
配列 [番号] = 値

配列は、タイプとして、タイプ名の前後を[]記号でくくったものを指定します。例えばStringの値を保管する配列なら、[String]というようにタイプを指定します。

配列の作成は、[タイプ]()というようにして作成できます。ただし、これで作られるのは空の配列ですので、通常は用意する保管場所の数と、初期値の値を指定して、
[タイプ](count:用意する保管場所の数 , repeatedValue:初期値)
こんな具合に指定して作成します。あるいは、[値1, 値2, ……]というように、配列をリテラルとして記述して作成することもできます。例えば、以下の2つは、同じ配列になります。
var arr1:[Int] = [Int](count:10, repeatedValue:0)
var arr2:[Int] = [0,0,0,0,0,0,0,0,0,0]
このぐらいの要素数なら、リテラルとして記述してしまったほうが簡単でしょう。ただし、例えば「保管できる要素の数が1万個」なんて場合は、[0,0,0……などとやっていたら日が暮れますから、(count:10000, repeatedValue:0)と記述したほうが簡単ですね。

また、Swiftの特徴して、代入する値からタイプが明確にわかるならば変数の宣言にあるタイプは省略することができますから、上記の文は以下のように記述してもかまいません。
var arr1 = [Int](count:10, repeatedValue:0)
var arr2 = [0,0,0,0,0,0,0,0,0,0]

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