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初心者のためのPython入門

リスト・タプル・レンジ・セット・辞書 (4/8)

作成:2011-01-18 09:41
更新:2017-06-03 12:22

■数列を扱う「レンジ」

シーケンスの仲間の最後は、「レンジ」です。これは、前に登場しましたね。forなどで数字の範囲を指定するのに、
for n in range(10): 

こんな感じで書いたりしました。このrange(10)というのが、レンジです。レンジは、以下のように作成します。わかりやすいように、例として、生成されたレンジに用意される数列をリストで表しておきます。

・ゼロから指定した値の手前までのレンジ
変数 = range( 終了値 ) 

例)
range(10) 
 ↓
[0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9]

  
・指定した値から指定した値の手前までのレンジ
変数 = range( 開始値 , 終了値 )

例)
range(10, 20) 
 ↓
[10, 11, 12, 13, 14, 15, 16, 17, 18, 19]


・指定した値から、指定した値の手前までを一定間隔で取得したレンジ
変数 = range( 開始値 , 終了値 , 間隔 )

例)
range(10, 50, 5) 
 ↓
[10, 15, 20, 25, 30, 35, 40, 45]


レンジは、順序よく並んだ数列を作成するためのものです。これは、もちろん一般的な用途にも使えますが、一番良く使うのはforでしょう。forで繰り返し処理をするとき、繰り返しの範囲指定のためにレンジを使うのが一番多いのではないでしょうか。

では、下のリスト欄にに簡単な利用例を挙げておきましょう。rangeの値をforで順に出力させています。

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●プログラム・リスト●

for n in range(10): 
    print(n) 

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