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Objective-C初心者のためのC言語超入門

main関数と値・変数 (4/4)

作成:2011-01-31 19:29
更新:2011-01-31 19:29

■変数の宣言と代入

では、変数はどうやって使えばいいのでしょうか。変数を使うときには、「変数の宣言」というのを行います。これは以下のように書きます。
タイプ 変数名;
タイプ 変数名 = 値;
変数は、宣言をすると、その変数を保管するためのメモリが確保され、使えるようになります。単に変数の宣言をして変数を用意するだけの場合もありますし、宣言して値をそこに保管することもできます。この2つの書き方が基本になります。

一度宣言した変数は、以後は変数の名前だけ書けばOKです。また、ここで使ったイコール記号を使って、宣言をした後から値を設定することもできます。
int X;
X = 123;
int XX = 100;
float Y;
Y = 0.99;
float YY = 1.23;
変数の名前は、基本的に「半角英数字」を使って書きます(ただし1文字目は数字はダメ)。1つの単語として名前をつけないといけません。「A B」なんて具合に、間にスペースを付けるとアウトです。

それから、ここで使っているイコール記号は、「代入」をする働きを持つものです。代入というのは、「右側にある値を、左側にある変数などに設定する」ことです。これは、値だけでなく、例えば計算の結果を変数にお燗したりするのにも用いられます。

数字の計算

続いて覚えておきたいのは、「計算」についてです。数字の計算は、基本的に「四則演算」の記号がそのまま用意されています。例えば「A」と「B」という2つの値を計算するなら、以下のようになります。
A + B        AとBを加算する
A - B        AからBを引く
A * B        AにBをかける
A / B        AをBで割る
A % B        AをBで割ったあまりを得る
この他、()なども使えます。%の「あまりの計算」はちょっと馴染みがないですが、他は普通に見たことがあるでしょう。これらを使って計算の式を書き、それをイコールで変数に代入させたりするわけですね。下のリストに簡単な利用例をあげておきましょう。

――とりあえず、これで「数字やテキストを表示したり、計算したりする」ことができるようになりました。この「値と変数の利用」はプログラミングの基本中の基本ですので、しっかり覚えておきましょう。

※プログラムリストが表示されない場合

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●プログラム・リスト●

#include <stdio.h>

int main (int argc, const char * argv[]) {
    int x = 1234;
	int y = 56;
	int a1 = x + y;
	int a2 = x - y;
	int a3 = x * y;
	int a4 = x / y;
	printf("A + B = %i\n",a1);
	printf("A - B = %i\n",a2);
	printf("A * B = %i\n",a3);
	printf("A / B = %i\n",a4);
    return 0;
}

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