制御構文をマスターしよう! (5/5)
作成:2011-02-01 13:29
更新:2011-02-01 13:35
更新:2011-02-01 13:35
■細かく繰り返しをチェックする「for」文
もう1つの繰り返しは「for」という構文です。これは、whileのようにシンプルではなく、ちょっと書き方が込み入っています。
for文は、繰り返し時の初期化、条件、繰り返しの後処理といったものを用意して、細かく繰り返しを制御できるようになっています。
――では、基本的な書き方を以下に整理しましょう。
◯for文の基本形
「そうはいっても、初期化処理とか、一体、何をやったらいいのかわからない」という人。たいていの場合、これらは「繰り返し回数をチェックするための変数の管理」に用いられます。――下のリスト欄に、サンプルを上げておきます。これは、先にwhileで作成した「変数nまでの合計を計算する」サンプルを、forで書きなおしたものです。ここでは、以下のようにforの()部分を用意しています。
――というわけで、2つの条件分岐と2つの繰り返しについて説明しました。C言語の制御構文は、この4つだけ。これらをしっかり覚えれば、たいていの処理は作れるようになる…かな?
for文は、繰り返し時の初期化、条件、繰り返しの後処理といったものを用意して、細かく繰り返しを制御できるようになっています。
――では、基本的な書き方を以下に整理しましょう。
◯for文の基本形
for ( 初期化処理 ; 条件 ; 繰り返し後の処理 )なにやら難しそうな感じがしますが、1つ1つの役割をしっかり理解すればそう大変でもありません。このfor構文に進むと、まず「初期化処理」を実行します。そして繰り返し部分を実行するかどうか、「条件」をチェックします。この条件が正しければ(ゼロでなければ)、その後にある処理を実行します。実行後、「繰り返し後の処理」を実行してからまた繰り返しの最初に戻り、「条件」をチェックして繰り返すかどうかを調べる……ということをひたすら繰り返していくわけです。
……繰り返す処理……
「そうはいっても、初期化処理とか、一体、何をやったらいいのかわからない」という人。たいていの場合、これらは「繰り返し回数をチェックするための変数の管理」に用いられます。――下のリスト欄に、サンプルを上げておきます。これは、先にwhileで作成した「変数nまでの合計を計算する」サンプルを、forで書きなおしたものです。ここでは、以下のようにforの()部分を用意しています。
for ( int i = 初期値 ; i <= 終了値 ; i++)これで、変数iが初期値から終了値まで1ずつ増えていく繰り返しができあがります。i++の部分をi--というようにすれば、1ずつ減っていくような繰り返しも作成できます。
――というわけで、2つの条件分岐と2つの繰り返しについて説明しました。C言語の制御構文は、この4つだけ。これらをしっかり覚えれば、たいていの処理は作れるようになる…かな?
(by. SYODA-Tuyano.)
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●プログラム・リスト●
#include <stdio.h> int main (int argc, const char * argv[]) { int n = 123; int res = 0; for (int i = 0; i <= n; i++) { res += i; } printf("%i total: %i",n,res); return 0; }
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