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初心者のためのJava Persistence API入門

JPA利用の準備 (2/5)

作成:2017-10-28 08:47
更新:2017-10-28 08:47

■プロジェクトを作成する

では、実際にサンプルプロジェクトを作成して、コードを書いて動かしながらJPAの使い方について説明していくことにしましょう。

まずは、プロジェクトを作成しましょう。ここでは、ビルドツール「Apache Maven」を使って、Webアプリケーションのプロジェクトを作成することにします。「Mavenって何?」という人は、まず以下のMaven入門の記事を読んで、Mavenの準備を整えておきましょう。
http://libro.tuyano.com/index2?id=5729201025974272

では、コマンドプロンプトまたはターミナルを起動し、cdで適当な場所に移動して下さい(とりあえず、cd Desktopでデスクトップに移動しておけばいいでしょう)。そして、以下のようにコマンドを実行します。
mvn archetype:generate -DarchetypeArtifactId=maven-archetype-webapp

これで、Webアプリケーションのプロジェクトが作成されます。実行したら、以下の情報を入力していきます。
groupId: : com.tuyano.libro
artifactId: : JavaeeApp
version:  1.0-SNAPSHOT(デフォルトのままでOK)
package:  com.tuyano.libro(デフォルトのままでOK)

基本的に、最初のgroupIdartifactIdだけ入力すれば、後の2つはデフォルトのままでOKです。作成すると、「JavaeeApp」フォルダが作られ、その中にアプリケーションのファイル類が作成されます。

本連載では、すべての説明は、このJavaeeAppプロジェクトを使って行います。途中で、いちいち「こういうプロジェクトを用意して……」といった説明はしません。このプロジェクトを開き、ファイルを編集しながら読み進めて下さい。


■フォルダの構成

作成されたプロジェクトのフォルダ内には、既にいくつものファイルやフォルダが作成されています。ざっと整理すると以下のようになっています。
「JavaeeApp」フォルダ
 ┣「src」フォルダ
 ┃ ┗「main」フォルダ
 ┃   ┣「resources」フォルダ
 ┃   ┗「webapp」フォルダ
 ┃     ┣「WEB-INF」フォルダ
 ┃     ┃ ┗ web.xml
 ┃     ┗ index.jsp
 ┗ pom.xml

フォルダの構成がけっこう複雑そうですが、「webapp」フォルダが実際にWebアプリとして公開されるフォルダだ、と考えていいでしょう。この中に、JSPやHTMLなどのファイルを用意していくわけです。

もう1つの「resources」フォルダは、Webアプリのプログラムで必要となるリソースファイルを配置するものです。これは、実際にJPAを使うようになると利用します。

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