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初心者のためのDart 2入門

制御構文をマスターする (4/5)

作成:2018-03-17 08:32
更新:2018-03-17 08:32

■while構文とdo-while構文

続いて、繰り返しの構文に進みましょう。繰り返しのもっともシンプルな構文は「while」というものです。これは条件を設定し、その条件がtrueである間、指定の処理を繰り返し続けるというものです。

・while構文の基本形
while( 条件 ){
    ……繰り返す処理……
}

whileは、その後の()に条件を持っています。この条件は、if構文の条件と同じもので、真偽値の値として得られるものなら何でも使えます。

Dartは、whileで条件をチェックし、trueならばその後の{}部分を実行します。実行後、またwhileに戻り、また条件をチェックしてtrueならば{}部分を実行します。whileに戻り、条件がtrueならばまた……という具合に、条件がfalseに変わるまで何度でも繰り返し処理を一考します。


■do-while構文もある!

このwhile文は、「最初に条件をチェックする」というものです。最初から条件がfalseならば、用意された処理は一度も実行されることなく次に進みます。

条件がfalseだったとしても、最低でも1度は用意した処理を実行してほしい」という場合のために、「do-while」という構文も用意されています。これも、while文と同じように条件を持っており、それがtrueの間、繰り返し続けます。

・do-while構文の基本形
do {
    ……繰り返す処理……
} while( 条件 );

このdo-while文は、見ればわかるように、繰り返し実行する処理部分の後に while( 条件 ); があります。doの後の{}部分を実行した後で条件をチェックするのです。ということは、最初から条件がfalseであったとしても一度は{}部分を実行することになります。

それ以外の場合においては、どちらの書き方もだいたい同じ働きを考えていいでしょう。下のリスト欄に、変数nまでの合計を計算し表示する例を2通り挙げておきます。実行するとどちらも結果は同じです。

※プログラムリストが表示されない場合

AddBlockなどの広告ブロックツールがONになっていると、プログラムリスト等が表示されない場合があります。これらのツールをOFFにしてみてください。

●プログラム・リスト●

※while文を使う
void main() {
  var n = 100;
  var m = 0;
  var total = 0;
  while (m < n) {
    total += ++m;
  }
  print('total: ${total}');
}

※do-while文を使う
void main() {
  var n = 100;
  var m = 0;
  var total = 0;
  do {
    total += ++m;
  } while (m < n);
  print('total: ${total}');
}
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