numpyによるベクトル・行列の基本 (3/5)
作成:2018-02-03 11:33
更新:2018-02-03 21:09
更新:2018-02-03 21:09
■ベクトルの基本的な演算
ベクトルの基本的な演算についても一通りのことが行なえます。四則演算と並べ替えについてまとめておきましょう。
●値の取得
作成されたベクトル内の個々の値は、リストと同様にインデクスを指定して取り出すことができます。例えば、m[0] とすれば、ベクトルmの最初の値を取り出せます。
●ベクトルの四則演算
●ベクトルどうしの四則演算
●ベクトルの並べ替え
●逆順について
なお、sortには降順の並べ替え指定はありませんが、sortした後、逆順のベクトルを取り出せばいいでしょう。逆順は、行列に[::-1]とつけると取得できます。例えば、
※この [::-1] については、次回に改めて説明しています
https://www.tuyano.com/index3?id=5686812383117312&page=4
●値の取得
作成されたベクトル内の個々の値は、リストと同様にインデクスを指定して取り出すことができます。例えば、m[0] とすれば、ベクトルmの最初の値を取り出せます。
●ベクトルの四則演算
変数 = 《ベクトル》 + 数値ベクトルは、そのまま四則演算することができます。これにより、ベクトル内のすべての値に対し演算をすることができます。例えば、
変数 = 《ベクトル》 - 数値
変数 = 《ベクトル》 * 数値
変数 = 《ベクトル》 / 数値
[1, 2, 3] * 2このようにすれば、[2, 4, 6] というベクトルが得られます。他の演算記号も同様です。
●ベクトルどうしの四則演算
変数 = 《ベクトル1》 + 《ベクトル2》ベクトル値は、四則演算の演算子に対応しており、そのまま+-*/で各要素の加減乗除を行うことができます。例えば、
変数 = 《ベクトル1》 - 《ベクトル2》
変数 = 《ベクトル1》 * 《ベクトル2》
変数 = 《ベクトル1》 / 《ベクトル2》
[1, 2, 3] + [4, 5, 6]このようにすると、各要素ごとに演算され[5, 7, 9] というベクトルが得られます。簡単ですね!
●ベクトルの並べ替え
変数 = numpy.sort(《ベクトル》)ベクトルに用意されている値は、sortメソッドで並べ替えることができます。引数にベクトルを指定すると、その値を小さいものから順に並べ替えたベクトルを返します。例えば、
numpy.sort([1, 3, 5, 4, 2])このように実行すると、[1, 2, 3, 4, 5] とソートされたベクトルが得られます。
●逆順について
なお、sortには降順の並べ替え指定はありませんが、sortした後、逆順のベクトルを取り出せばいいでしょう。逆順は、行列に[::-1]とつけると取得できます。例えば、
a = numpy.array([1, 2, 3])このようにすると、変数bには[3, 2, 1]というベクトルが得られます。
b = a[::-1]
※この [::-1] については、次回に改めて説明しています
https://www.tuyano.com/index3?id=5686812383117312&page=4
(by. SYODA-Tuyano.)
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