独自ライブラリの開発と利用 (3/6)
作成:2017-10-14 15:01
更新:2017-10-14 15:01
更新:2017-10-14 15:01
■App.javaを作成しインストールする
作成したMyLibクラスを実際に使ってみましょう。デフォルトで用意されているApp.javaを開き、下のリスト欄のようにソースコードを記述して下さい。そしてビルドし、アプリケーションを実行してみます。
・パッケージを作成する
・パッケージを使ってAppクラスを実行する
実行すると、以下のようにコンソールに出力がされます。AppクラスからMyLibクラスを作成し利用した結果です。
これで、とりあえずMyLibの機能がちゃんと動いていることが確認できましたね。
これで完成ですが、実はこのままではMyLibは他のプロジェクトから利用できません。なぜなら、利用しようとしても、リポジトリにMyLibが用意されていないからです。
リポジトリというのは、ライブラリが登録されている場所です。これは、セントラルリポジトリがもっとも広く使われていますが、この他にローカル環境にもリポジトリは用意されているのです。「ローカルリポジトリ」と呼ばれるものです。
自分で作ったライブラリを利用する場合は、このローカルリポジトリにライブラリを追加し、それを他のプロジェクトから参照して使えるようにするのが一番でしょう。これには、以下のように実行します。
このmvn installは、ローカルリポジトリにパッケージをインストールするためのものです。これによりMyLibがローカルリポジトリに追加され、他のプロジェクトから参照できるようになります。
・パッケージを作成する
mvn package
・パッケージを使ってAppクラスを実行する
java -classpath target\MyLib-1.0-SNAPSHOT.jar com.tuyano.libro.mylib.App
実行すると、以下のようにコンソールに出力がされます。AppクラスからMyLibクラスを作成し利用した結果です。
MyLib {data:[10, 20, 30, 40, ]}
total 100
これで、とりあえずMyLibの機能がちゃんと動いていることが確認できましたね。
■ローカルリポジトリへのインストール
これで完成ですが、実はこのままではMyLibは他のプロジェクトから利用できません。なぜなら、利用しようとしても、リポジトリにMyLibが用意されていないからです。
リポジトリというのは、ライブラリが登録されている場所です。これは、セントラルリポジトリがもっとも広く使われていますが、この他にローカル環境にもリポジトリは用意されているのです。「ローカルリポジトリ」と呼ばれるものです。
自分で作ったライブラリを利用する場合は、このローカルリポジトリにライブラリを追加し、それを他のプロジェクトから参照して使えるようにするのが一番でしょう。これには、以下のように実行します。
mvn install
このmvn installは、ローカルリポジトリにパッケージをインストールするためのものです。これによりMyLibがローカルリポジトリに追加され、他のプロジェクトから参照できるようになります。
(by. SYODA-Tuyano.)
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●プログラム・リスト●
package com.tuyano.libro.mylib; public class App { public static void main( String[] args ) { MyLib lib = new MyLib(10, 20, 30, 40); System.out.println("MyLib " + lib); System.out.println("total " + lib.getTotal()); } }
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