デフォルトのソースコードをチェックしよう! (5/5)
作成:2011-03-08 10:17
更新:2011-03-08 10:17
更新:2011-03-08 10:17
■UIViewControllerクラスを見る
さて、もう1つのMyIAppViewControllerクラスの定義を見てみましょう。これは、「UIViewController」というクラスを継承して作られています。
このUIViewControllerというクラスは、UIViewというもののコントローラーとなるクラスです。「UIView」は、UIKitで画面に表示をするGUI部品の基本となるもので、何も具体的な表示がない、ただの四角いエリアのような部品です。このUIViewを、UIWindowにはめ込んで表示し、この中にいろいろとGUIの部品を組み込んだりするのですね。
このUIViewとそこに組み込まれたGUI部品などをコントロールするためのクラスが、コントローラーです。組み込まれた部品を操作したり何かを表示したりするときには、このコントローラーにそのためのメソッドを用意し、処理を記述します。
作成されたソースコードを見ると、.mファイルにはいろいろと記述がされていますが、その多くはコメントアウトされていて、実際には何も使われていないことがわかります。これは、要するに「実際に使う必要が生じたら、コメントを取ってすぐ使えるようにしてある」ということでしょう。
実際に(コメントでなく)用意されているメソッドもありますが、それらもほとんど何もしていません。つまり、このクラスは、いわば「空っぽの、入れ物だけの状態」なのです。
作成されたプロジェクトは、いわば「空っぽのアプリ」です。実行するとウインドウを作り画面にビューを表示しますが、それだけです。具体的な内容は、これから自分で作っていくのです。
このUIViewController継承クラスは、「空っぽのアプリ」の状態そのものといっていいでしょう。このUIViewControllerに用意されているviewプロパティが、先のUIWindowのデリゲートクラスではプロパティとして登録されていました。つまり、実際に画面に表示されるビューがこのviewプロパティとして保管されているのです。
これからGUIの部品を作成していくと、それにあわせて関連付けるプロパティや、イベント処理のためのメソッドなどを、このUIViewController継承クラスに追加していくことになります。つまり、今は空っぽで何も無いけれど、実は用意されているソースコードの中で一番大切なのが、このUIViewController継承クラスなのです。
――さあ、これでソースコードの全体的な流れがわかってきましたね。では、いよいよ次回に、GUIを作ってなにか動かしてみることにしましょう。
このUIViewControllerというクラスは、UIViewというもののコントローラーとなるクラスです。「UIView」は、UIKitで画面に表示をするGUI部品の基本となるもので、何も具体的な表示がない、ただの四角いエリアのような部品です。このUIViewを、UIWindowにはめ込んで表示し、この中にいろいろとGUIの部品を組み込んだりするのですね。
このUIViewとそこに組み込まれたGUI部品などをコントロールするためのクラスが、コントローラーです。組み込まれた部品を操作したり何かを表示したりするときには、このコントローラーにそのためのメソッドを用意し、処理を記述します。
作成されたソースコードを見ると、.mファイルにはいろいろと記述がされていますが、その多くはコメントアウトされていて、実際には何も使われていないことがわかります。これは、要するに「実際に使う必要が生じたら、コメントを取ってすぐ使えるようにしてある」ということでしょう。
実際に(コメントでなく)用意されているメソッドもありますが、それらもほとんど何もしていません。つまり、このクラスは、いわば「空っぽの、入れ物だけの状態」なのです。
作成されたプロジェクトは、いわば「空っぽのアプリ」です。実行するとウインドウを作り画面にビューを表示しますが、それだけです。具体的な内容は、これから自分で作っていくのです。
このUIViewController継承クラスは、「空っぽのアプリ」の状態そのものといっていいでしょう。このUIViewControllerに用意されているviewプロパティが、先のUIWindowのデリゲートクラスではプロパティとして登録されていました。つまり、実際に画面に表示されるビューがこのviewプロパティとして保管されているのです。
これからGUIの部品を作成していくと、それにあわせて関連付けるプロパティや、イベント処理のためのメソッドなどを、このUIViewController継承クラスに追加していくことになります。つまり、今は空っぽで何も無いけれど、実は用意されているソースコードの中で一番大切なのが、このUIViewController継承クラスなのです。
――さあ、これでソースコードの全体的な流れがわかってきましたね。では、いよいよ次回に、GUIを作ってなにか動かしてみることにしましょう。
(by. SYODA-Tuyano.)
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●プログラム・リスト●
※MyIAppViewController.h #import <UIKit/UIKit.h> @interface MyIAppViewController : UIViewController { } @end ※MyIAppViewController.m #import "MyIAppViewController.h" @implementation MyIAppViewController /* - (id)initWithNibName:(NSString *)nibNameOrNil bundle:(NSBundle *)nibBundleOrNil { self = [super initWithNibName:nibNameOrNil bundle:nibBundleOrNil]; if (self) { // Custom initialization } return self; } */ /* - (void)loadView { } */ /* - (void)viewDidLoad { [super viewDidLoad]; } */ /* - (BOOL)shouldAutorotateToInterfaceOrientation:(UIInterfaceOrientation)interfaceOrientation { return (interfaceOrientation == UIInterfaceOrientationPortrait); } */ - (void)didReceiveMemoryWarning { [super didReceiveMemoryWarning]; } - (void)viewDidUnload {} - (void)dealloc { [super dealloc]; } @end
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