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初心者のためのjQueryプログラミング入門

表示のエフェクト (3/4)

作成:2010-04-14 14:21
更新:2010-05-12 10:50

■slideとfade

show/hide以外にも、視覚効果の機能は用意されています。それは「スライド効果」「フェード効果」です。

スライド効果は、エレメントを上にするすると引き上げて消したり、上からするすると引き出してきて表示したりするものです。これには、以下の3つのメソッドがあります。

slideDown――引き出して画面に表示する。
slideUp――引き上げて画面から消す。
slideToggle――slideDown/slideUpを交互に繰り返す。

フェード効果は、透過度を変えていくエフェクトです。次第に透明になって消えて行ったり、次第に現れてきたりするものです。これも3つのメソッドがあります。

fadeIn――次第に現れてくる。
fadeOut――次第に消えていく。
fadeTo――指定の透過度で表示される。

この中で、やや性格が異なるのは「fadeTo」でしょう。その他は基本的に「エレメントの表示をON/OFFする」ためのものですが、fadeToは違います。これは、指定した透明度に変更するものです。つまり、要素そのものは消えないのです(たとえ透過度を100%すなわち完全に透明に設定しても、要素そのものは消えず、そこに残っています)。

では、これも簡単な利用例を下にあげておきましょう。タイトルの「Test」というテキスト部分をクリックすると、イメージをスライド効果でON/OFFします。また、入力フィールドに0~1の実数を書いてボタンを押すと、イメージが指定の透過度に変更されます。ここでは「slideToggle」「fadeTo」を使っています。

※プログラムリストが表示されない場合

AddBlockなどの広告ブロックツールがONになっていると、プログラムリスト等が表示されない場合があります。これらのツールをOFFにしてみてください。

●プログラム・リスト●

※スライドの視覚効果
《jQuery》.slideDown( ミリ秒数 [, 関数] );
《jQuery》.slideUp( ミリ秒数 [, 関数] );
《jQuery》.slideToggle( ミリ秒数 [, 関数] );

※フェードの視覚効果
《jQuery》.fadeIn( ミリ秒数 [, 関数] );
《jQuery》.fadeOut( ミリ秒数 [, 関数] );
《jQuery》.fadeTo( ミリ秒数 , 透過度 [, 関数] );



※サンプルコード

<html>
	<head>
		<meta http-equiv="Content-Type"
			content="text/html; charset=UTF-8">
		<script src="jquery-1.4.2.min.js"></script>
		<script type="text/javascript">
		<!--
		function doAction(){
			$('#target').slideToggle(3000);
		}
		function doFade(){
			$('#target').fadeTo(3000,$('#text1').val());
		}
		//-->
		</script>
	</head>
	<body>
		<H1 onclick="doAction();">TEST.</H1>
		<span id="target">
			<img src="sample.jpg" id="image1">
		</span>
		<input type="text" id="text1">
		<input type="button" value="click" onclick="doFade();">
	</body>
</html>

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