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初心者のためのJava Persistence API入門

Bean Validatorによるバリデーション (5/6)

作成:2017-10-28 10:27
更新:2017-10-28 10:27

■主なバリデーション用アノテーション

これでバリデーションによるエラーチェックの基本はわかりました。バリデーションを使いこなすには、あとは「どんなバリデーションルールがあるか」を知ることでしょう。

Bean Validatorには、エンティティクラスのフィールドに用意する多数のバリデーション用アノテーションが用意されています。ここでざっと整理しておきましょう。

@Null
@NotNull
値がnullかどうかを指定するものです。@Nullはnullのみ、@NotNullはnull以外の値のみを受け付けます。
@Min( 数値 )
@Max( 数値 )
数値の値で、最小値・最大値をそれぞれ指定します。これらを指定することで、その範囲外の値の入力を禁ずることができます。
@DecimalMin( 数値 )
@DecimalMax( 数値 )
これも最小値・最大値を指定するものですが、BigDecimal、BigInteger、Stringの値もチェックすることができます。
@Digits(integer= 整数 , fraction= 整数 )
実数の値チェックのためのものです。integerで整数の桁数、fractionで小数部分の桁数をそれぞれ指定できます。
@Size(min= 整数 , max= 整数 )
文字列、配列、コレクションなど、多数の値をまとめて管理するオブジェクトで、要素数の最小値と最大値を指定するものです。
@Future
@Past
日時の値で使われるものです。@Futureはチェックする値より未来、@Pastは過去の日時のみを受け付けます。
@Pattern(regexp= 文字列 )
正規表現のパターンを使って値をチェックするものです。regexpで正規表現パターンを指定します。
@NotEmpty
これは既に使いましたね。空の値を禁ずるものです。
@Length(min= 整数 , max= 整数 )
文字列で、最小文字数・最大文字数を指定するものです。
@Range(min= 整数 , max= 整数 )
数値の値で、最小値と最大値を指定するものです。@Min@Maxをまとめて設定するものと考えて下さい。
@Email
これも既にやりました。文字列の値がメールアドレスの形式になっているかをチェックします。
@CreditCardNumber
クレジットカード番号の形式かどうかをチェックします。
@EAN
バーコード識別番号規格(EAN)のコード番号であるかチェックするものです。

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