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初心者のためのGoogle Apps Scriptプログラミング入門

Googleカレンダーにアクセスする (1/5)

作成:2011-07-18 10:23
更新:2011-07-18 10:23

■Googleカレンダー用オブジェクトについて

スケジュール管理をするのにGoogleが提供するサービスが「Googleカレンダー」です。このGoogleカレンダーのサービスを利用するためのオブジェクトもGoogle Appps Scriptには用意されています。これもGmailと同様、いくつものオブジェクトによって構成されており、それらをうまく連携しながら必要な情報をとり出したりしていくことになります。

まずは、用意されているオブジェクト類についてざっと整理をしておきましょう。Gmailと比べると、かなりオブジェクトの数は多くなっています。

CalendarApp
Googleカレンダーのアプリケーション本体に関する機能を提供するものです。Googleカレンダーを扱う場合は、まずこのオブジェクトからメソッドを呼び出し、必要な情報(用意されているカレンダーなど)を取得します。

Calendar
カレンダーを管理するためのものです。Googleカレンダーに用意されている個々のカレンダーは、このCalendarオブジェクトとして取得されます。


CalendarEvent
カレンダーのイベントを管理するものです。それぞれのイベントは、このCalendarEventオブジェクトとして取得されます。

EventGuest
イベントに参加するゲストを管理するものです。各イベントに参加するゲストは、このEventGuestとして取得されます。

ざっとこれらのものが、カレンダーの情報に関するもっとも重要な要素となるものでしょう。この他、さまざまな設定などの値として以下のようなオブジェクトが用いられます。

Color――色の値を扱うためのオブジェクト。
Month――月の値を扱うためのオブジェクト。
Weekday――曜日を扱うためのオブジェクト。
Visibility――閲覧権限のためのオブジェクト。

更にこの他に、繰り返し発生するイベントに関するものとして、以下のオブジェクトが用意されています。

CalendarEventSeries――繰り返し発生するイベントを管理するものです。
Recurrence――繰り返しの条件設定に関する情報を管理するものです。

これらすべてを一度に理解する必要はありません。まずは、CalendarAppCalendarで「カレンダーの操作」を理解し、それからCalendarEventで「イベントの操作」について理解する。ここまでできれば、カレンダーの基本的な部分はGoogle Apps Scriptから利用できるようになるでしょう。それらが一通りわかったところで、繰り返しイベントに進む、と考えましょう。

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