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初心者のためのWindows Phoneプログラミング入門

Windows Phoneの開発準備をしよう! (3/6)

作成:2011-08-22 08:55
更新:2011-08-24 16:51

■インストールされる開発ツール

さて、これらを一通りインストールすると、けっこういろいろなものがインストールされます。大きく整理すると以下のようになります。

Microsoft Visual Studio 2010 Express for Windows Phone
これがメインの開発ツールとなります。ちょっとしたアプリの作成などは、基本的にこれを使って行うことになります。

Microsoft XNA Game Studio 4.0
これはXNAというフレームワークを使ったアプリの開発に関するものです。

Micfosoft Expression Blend 4 for Windows Phone
アプリのGUI部分をデザインするための専用ツール。Visual Studio 2010などで作成したプロジェクトのGUIデータ部分を開いて編集することができます。

Windows Phone Developer Tools
開発のためのツール類のセットです。Windows Phoneエミュレータや、アプリのデプロイツールなどからなります。これらは単体で使う他、Visual Studioなどから必要に応じて呼び出されて使われたりします。

Microsoft Silverlight 3.0/4.0
Silverlightフレームワークです。Windows Phoneでは、Silverlightを使ってアプリを作成するため、これらも自動的に組み込まれます。7.1ではSilverlight 4.0対応になっているため、アップデートすると3.0の他に4.0も追加されます。

.net framework
Silverlight.net frameworkを利用しています。Windowsに、Silverlightが必要とするバージョンの.netが追加されていない場合には、必要に応じて最適なバージョンがインストールされます。

――なんだかずいぶんと大掛かりな感じがするでしょう。が、.netSilverlightは、それ自体を使ってどうこうするというのでなく、「Windows Phoneアプリの土台となる部分」と考えて下さい。これらがインストールされていないとアプリ作成はできませんが、しかし特にユーザーが意識することはありません。

とりあえず私たちが利用するのは「Visual Studio 2010 Express」のみ、と考えて下さい。 Expression Blendは便利ですが、Visual Studio自体にGUIデザインツールが組み込まれていますから、わざわざ別に Expression Blendを起動する必要はないでしょう。

Visual Studioが組み込まれると、スタートメニューの「すべてのプログラム」に、「Micfosoft Visual Studio Express」というグループが用意され、その中に「Microsoft Visual Studio 2010 Express for Windows Phone」という長ったらしい名前の項目が追加されているはずです。これを選ぶとVisual Studioを起動できます。――なお、このグループには、他にVisual Studio Expressがインストールされていればそれらもまとめて表示されます。

※プログラムリストが表示されない場合

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