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初心者のためのWindows Phoneプログラミング入門

プロジェクトの中身を調べよう (4/6)

作成:2011-08-29 08:54
更新:2011-08-29 08:54

■App.xamlについて

続いて、アプリケーションの設定を記述しているApp.xamlをチェックしましょう。下のリスト欄にソースコードを掲載しておきます。

このApp.xamlは、アプリケーションのリソースや、アプリケーションを起動した際の設定などについて記述されています。書くタグの働きについて整理しておきましょう。

<Application>
これがルートタグになります。この中に、設定を記述します。このXMLソースコードに関するxmlns属性が一通り用意されています。また、「x:Class」という属性で、起動するアプリケーションのクラス(ここではPhoneApp1名前空間のAppクラス)が指定されています。

<Application.Resources>
アプリケーションのリソースに関する設定を記述するものです。デフォルトでは特に何も設定されていません。

<Application.ApplicationLifetimeObjects>
アプリケーションに登録されるアプリケーション拡張サービスに関する設定です。要するに、アプリケーションに関する設定が書いてある、と考えておけばいいでしょう。

<shell:PhoneApplicationService>
アプリケーションに登録されるアプリケーション拡張サービスというものの内容を記述したものです。ここでは、LaunchingClosingActivatedDeactivatedといった属性が用意されていますが、これらはアプリケーションの起動、終了、アクティベート、非アクティベート時に実行される処理を指定するものと考えて下さい。

この<shell:PhoneApplicationService>では、さまざまなイベント時に実行する処理が指定されていますね。この後でApp.xaml.csのAppクラスをチェックしますが、そこにここで設定された名前のメソッドが用意されていることがわかるでしょう。

このApp.xamlは、当分はプログラマが直接編集することはないでしょう。今は「こういうものがある」という程度に考えておいてかまいません。

※プログラムリストが表示されない場合

AddBlockなどの広告ブロックツールがONになっていると、プログラムリスト等が表示されない場合があります。これらのツールをOFFにしてみてください。

●プログラム・リスト●

・App.xamlのソースコード

<Application 
	x:Class="PhoneApp1.App"
	xmlns="http://schemas.microsoft.com/winfx/2006/xaml/presentation"	   
	xmlns:x="http://schemas.microsoft.com/winfx/2006/xaml"
	xmlns:phone="clr-namespace:Microsoft.Phone.Controls;assembly=Microsoft.Phone"
	xmlns:shell="clr-namespace:Microsoft.Phone.Shell;assembly=Microsoft.Phone">

	<!--Application Resources-->
	<Application.Resources>
	</Application.Resources>

	<Application.ApplicationLifetimeObjects>
		<!--Required object that handles lifetime events for the application-->
		<shell:PhoneApplicationService 
			Launching="Application_Launching" Closing="Application_Closing" 
			Activated="Application_Activated" Deactivated="Application_Deactivated"/>
	</Application.ApplicationLifetimeObjects>

</Application>
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