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初心者のためのWindows Phoneプログラミング入門

さまざまなプロパティの操作 (4/5)

作成:2011-09-12 08:04
更新:2011-09-12 08:04

■フォント関係のプロパティ

続いて、テキストの表示(フォント)に関するプロパティについてです。これらには、いくつかのプロパティが用意されています。ざっと整理しておきましょう。

FontFamily
フォントファミリーのプロパティです。これは「FontFamily」クラスのインスタンスとして値を設定します。このFontFamilyクラスは、以下のようにしてインスタンスを作成します。引数にはフォントファミリーの名前をStringで渡します。
new FontFamily( フォント名 );

FontSize
フォントサイズのプロパティです。これはフォントのポイント数を示すdouble値で設定されます。

FontStyle
フォントスタイルのプロパティです。これはFontStylesクラスに用意されている「Normal」「Italic」のいずれかを指定します。用意されているプロパティからわかるように、このFontStyleは、フォントスタイルといっても「斜体(イタリック)かどうか」を示すものです。

FontWeight
フォントの太さ、つまりボールドかどうかを指定するものです。これも、FontWeightクラスの値として指定をします。これは直接インスタンスを作成するよりも、「FontWeights」クラスに用意されているプロパティを使って指定するのが一般的です。用意されているプロパティには以下のようなものがあります。
Black Bold ExtraBlack ExtraBold ExtraLight
Light Medium Normal SemiBold Thim

――これらの実際の簡単な利用例として、下にリストを挙げておきます。例によって、textBlock1textBox1button1のコントロールがあり、button1Clickイベントにメソッドが割りつけてある、という形です。

ここではtextBox1に数値を入力してボタンをタッチすると、textBlock1のフォントサイズが変更されます。あわせて、フォントをVerdanaに、またフォントスタイルをイタリックのボールドにします。

フォント関係は、単純に見えますが、それぞれ用意されている専用クラスの値になっているため、使い方が頭に入っていないと意外と面倒です。またフォントスタイルはFontStyleFontWeightに分かれているので、このへんも勘違いしないようにしましょおう。
(by. SYODA-Tuyano.)

※プログラムリストが表示されない場合

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●プログラム・リスト●

private void button1Click(object sender, RoutedEventArgs e)
{
	String str = textBox1.Text;
	double n = Double.Parse(str);
	textBlock1.FontSize = n;
	textBlock1.FontStyle = FontStyles.Italic;
	textBlock1.FontWeight = FontWeights.Bold;
}

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