では、作成したプロジェクトを、実行しましょう。Eclipseでは、＜実行＞メニューを使って簡単にプログラムを実行することができますが、androidプラグインでは、まだそれに対応していないようです。ではどうするか？というと、手作業で実行構成を作成して実行をします。

実行構成というのは、プログラムを実行するための諸設定を管理するものです。Eclipseで＜実行＞メニューを使ってプログラムを実行するときには、自動的にこの実行構成が作成され、それを使ってプログラムが実行されているのですね。androidプラグインでは、この「実行構成を自動生成する」という機能がないので、手作業でこれを作る、というわけです。

では、＜実行＞＜実行構成＞メニューを選んで下さい。画面に、さまざまな種類の実行構成を管理するウインドウが現れます。ここで左側にある「Androidアプリケーション」という項目を選び、リストの上部にあるアイコンから「新規作成」（一番左端のアイコン）をクリックして新しい実行構成を作成しましょう。そして、以下のように設定をしていきます。

「名前」フィールド
ここでは「SampleApp」と入力しておきましょう。

「Android」タブ
プロジェクト：SampleApp
Launch Action：「起動」を選び、ポップアップから「jp.tuyano.SampleApp」を選択

「ターゲット」タブ
Deployment Target Selection Mode：「自動」を選び、作成したSampleAVDを選択
Emulator launch parameters：これらはすべてデフォルトのまま

これでOKです。「適用」ボタンを押せば、変更が保存されます。そのまま「実行」ボタンを押してもいいですし、ウインドウを終了し、＜実行＞＜実行＞メニューから、作成した＜SampleApp＞メニューを選んでも、プロジェクトを実行することができます。