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初心者のためのWindows Phoneプログラミング入門

グラフィックの描画 (4/5)

作成:2011-10-24 08:02
更新:2011-10-24 08:14

■図形クラスの主なプロパティ類

図形の利用は、「どのようなプロパティが用意されているか」をひと通り理解することが重要です。インスタンス作成はただnewするだけですし、組み込みもaddの使い方を覚えればできますが、実際に表示される図形を思う通りに作成するためには、表示に関するプロパティをひと通り理解しておく必要があります。以下に主なものをまとめておきましょう。

●位置揃えの設定
【オブジェクト】.HorizontalAlignment =
    【HorizontalAlignmentの値】;
【オブジェクト】.VerticalAlignment =
    【VerticalAlignmentの値】;
水平及び垂直の位置揃えはHorizontalAlignmentVerticalAlignmentというプロパティとして用意されています。これらは、それぞれ同名のEnumに用意されている値を使って指定します。そおれぞれ「Left」「Center」「Right」「Stretch」および「Top」「Center」「Bottom」「Stretch」の4種類ずつが用意されます。Stretchはテキストの均等揃えなどで用いられますが、正確に位置を指定する図形などではあまり用いられないでしょう。

●縦横サイズの設定
【オブジェクト】.Width =【横幅の値】;
【オブジェクト】.Height =【高さの値】;
それぞれ「Width」「Height」プロパティとして用意されています。これは説明せずともわかりますね。値はdoubleの実数値で指定できます。

●塗りつぶし色の設定
【オブジェクト】.Fill =【Colorの値など】;
塗りつぶしは「Fill」プロパティです。これはブラシオブジェクトを使って設定をします。単色の塗りつぶしは、SolidColorBrushを利用します。これは引数に指定したColorで塗りつぶすためのブラシです。

●線分の色と太さ
【オブジェクト】.Stroke =【Colorの値など】;
【オブジェクト】.StrokeThickness =【線幅の値】
ここでは使っていませんが、あわせて紹介しておきましょう。線の描画に関するものです。内部の塗りつぶしはFillを指定しますが、線分の塗りつぶしはStrokeになります。また線の太さはStrokeThicknessで指定します。これはdouble値を指定します。

●マージンの設定
【オブジェクト】.Margin =【Thickness】;
表示位置はマージンの設定で行いました。これも「Margin」というプロパティとして用意されています。このMarginの値は「Tickness」インスタンスになります。引数に左・上・右・下の余白幅を指定して位置を設定します。

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