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初心者のためのSpring Bootプログラミング入門

Spring Tool Suiteによる開発 (4/4)

作成:2015-06-27 10:10
更新:2015-06-27 10:10

■コントローラーの作成

これでひと通りの作業の仕方はわかりましたが、まだ実行してブラウザからアクセスしてもエラーにしかなりません。コントローラーがありませんから。

コントローラーは、普通のJavaクラスとして作成をします。「File」メニューの「New」内から、「Class」メニューを選びましょう。

メニューを選ぶと、クラス作成のためのダイアログが現れます。既にEclipseを使ったことがあれば、改めて説明するまでもありませんね。ここでパッケージ、クラス名などを設定してクラスを生成します。例として、「SampleController」クラスを作成してみます。

これで生成されるのは、POJOなクラスのもっとも基本的なソース・コードです。こんなものですね。
package com.tuyano.libro;

public class SampleController {

}

これをベースに、コントローラーのソース・コードを記述していきます。サンプルとして、先に作成したコードをそのまま掲載しておきます(下リスト参照)。

記述したら、先ほど説明した「Spring Boot App」メニューでプロジェクトを実行してみましょう。そして、http://localhost:8080/ にアクセスして表示を確認してください。

プロジェクトがWebアプリケーションとして実行しているのがこれで確認できました。STSを使っても、Mavenコマンドを利用しても、基本的なアプリケーションの構成や開発の仕方などはなんら違いはありません。コマンドの代りにメニューを選ぶ、その程度でしかないのです。

やはり、エディタ機能の充実などを考えれば、STSを利用したほうが開発は捗るでしょう。が、「Eclipseは重たいからイヤ。エディタのほうが快適」という人もいるはずです。どちらも同じように開発できることがわかりましたから、安心して自分の好きなスタイルを選ぶことができますね!

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●プログラム・リスト●

package com.tuyano.libro;

import org.springframework.web.bind.annotation.RequestMapping;
import org.springframework.web.bind.annotation.RestController;

@RestController
public class SampleController {

    @RequestMapping("/")
    public String index() {
        return "Spring Boot Sample!";
    }

}

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