libro
www.tuyano.com
iアプリ・プログラミング入門

プロジェクトの概要を理解しよう (8/11)

作成:2009-12-29 18:50
更新:2009-12-29 18:50

■IApplicationクラスの働き

publicクラスである「SampleIapp」は、IApplicationというクラスを継承して作られています。これが、iアプリの本体プログラムといってよいでしょう。iアプリのプログラムは、必ずIApplicationを継承して作成されます。

ただし、これ自身は、ケータイの画面に何かを表示したりする働きはありません。これは、プログラムを管理する部分であり、実際に画面に何かを表示したり操作したり、といったことはやらないのです。画面には表示されない、背後で動いている「見えない管理者」なのです。

このクラスには「start」というメソッドが用意されています。これは、iアプリ起動時に最初に呼び出されるもので、ここにプログラムの処理化処理などを用意します。ここでは、

Display.setCurrent((Frame)new MainPanel());

こういう一文がありますね。この「Display.setCurrent」というメソッドは、引数のインスタンスを画面に表示するように設定するものです。ここでは、もう1つのクラスMainPanelを引数に指定しています。こうして、MainPanelを画面に表示していた、というわけです。

※プログラムリストが表示されない場合

AddBlockなどの広告ブロックツールがONになっていると、プログラムリスト等が表示されない場合があります。これらのツールをOFFにしてみてください。

●プログラム・リスト●

public class SampleIapp extends IApplication {

    public void start() {
        Display.setCurrent((Frame)new MainPanel());
    }
}
※関連コンテンツ

「iアプリ・プログラミング入門」に戻る