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Google App Engine for Java(GAE/J)プログラミング入門

開発環境の準備からデプロイまで (5/5)

作成:2010-04-30 17:10
更新:2010-05-10 17:06

■appengine-web.xmlについて

では、作成されたWebアプリケーションのファイル類を見てみましょう。まず、なんといっても実際にWebに表示されるindex.htmlとサーブレット(MygaeServlet.java)ですが、これらははっきりいって、何も説明することはありません。ただのHTMLファイル、ただのごくシンプルなサーブレットです。GAE/Jだからどうこう、というものはまったくありません。

また、web.xmlファイルですが、これもサーブレットが登録されているだけ、後はindex.htmlをウェルカムファイルに指定しているだけです。ごくごく普通のweb.xmlであり、JSP/サーブレットを習った人なら最初に覚えるような内容ですね。

唯一、チェックしておきたいのは、appengine-web.xmlです。これは、下のリストのような内容になっています。

ここでは、<appengine-web-app>というタグが用意され、ここにGAEの設定情報が記述されています。<application>には、公開するアプリケーションID名が、また<version>にはバージョン番号が記述されます。プロジェクトをデプロイするとき、この情報を元にアップロードされるのです。

これらは、実はプロジェクトのプロパティーを設定したのと同じ内容です。プロパティーを設定した際、このファイルの内容が自動的に書き換えられていたのです。

また、<system-properties>には、ログ機能に関する設定ファイルの指定がされています。これも、用意していないとログ関係が正常に機能しません。まぁ、これは書き換えることはあまりないでしょうから「デフォルトのままにしておけばOK」と考えましょう。

※プログラムリストが表示されない場合

AddBlockなどの広告ブロックツールがONになっていると、プログラムリスト等が表示されない場合があります。これらのツールをOFFにしてみてください。

●プログラム・リスト●

*program list*
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<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<appengine-web-app xmlns="http://appengine.google.com/ns/1.0">
    <application>アプリケーションID</application>
    <version>バージョン番号</version>
     
    <!-- Configure java.util.logging -->
    <system-properties>
        <property name="java.util.logging.config.file" value="WEB-INF/logging.properties"/>
    </system-properties>
     
</appengine-web-app>
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