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初心者のためのCakePHP 1.3 プログラミング入門

CakePHPを使えるようにしよう (4/4)

作成:2010-02-17 11:19
更新:2010-05-10 18:55

■MVCを理解する

CakePHPを使ったプログラミングに入る前に、頭に入れておきたいのは、その基本的な構造です。

CakePHPでは、「MVC」と呼ばれるアプリケーションアーキテクチャーを採用しています。これは以下の3つのイニシャルを示します。

Model(モデル)――データの管理を行うためのものです。データベースにアクセスして必要なデータをやりとりしたり、データの構造をきちんと設計したりします。

View(ビュー)――画面の表示を行うためのものです。HTMLをベースに、独自のカスタムタグを追加したテンプレートとしてページを用意し、それをもとに画面を作成します。

Controller(コントローラー)――プログラムの制御を行うためのものです。どこにアクセスしたらどういう処理をしてどのテンプレートをもとに画面を作成するとか、どのモデルを呼び出してデータを用意するとかいった、ロジック部分を担当します。

MVCは、CakePHPに限らず、多くのフレームワークで採用されているものです。ですから、その基本的な考え方はしっかりと身につけておきましょう。

※オブジェクト指向について

CakePHPを使い始める前に、もう一つ、しっかりと理解しておきたいことがあります。それは「オブジェクト指向」という考え方についてです。

CakePHPでは、モデルやコントローラーは、「クラス」として定義します。PHPビギナーの方には、「クラス? あのややこしいやつ?」と思う人も多いかも知れませんね。PHPは、別にクラスだのオブジェクト指向だのといったことを知らなくても使えますから。

けれど、フレームワークを使うようになると、「クラスとしてプログラムを定義する」というのが基本となります。ですから、まずはPHPのオブジェクト指向の基本について、よく頭に入れておいてください。

では、これらのことが頭に入ったら、実際にCakePHPを使ってプログラムを作ってみることにしましょう。

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