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初心者のためのJava SEプログラミング入門

日時の値とカレンダー (3/6)

作成:2012-07-22 19:38
更新:2012-07-22 19:38

■日時を加算・減算する

続いて、「日時の計算」について説明をしましょう。日時を使った計算には、大きく分けて2通りのものがあります。「○○日経過したら何日か?」を求めるものと、「○○日から△△日まで何日ある?」かを求めるものです。

まずは、「○○日からこれだけ経過したら何日か?」を計算する方法です。つまり、日時の足し算ですね。同様に「○○日前はいつか?」といった、日時の引き算というのも必要でしょう。

これらは、Calendarクラスの「add」というメソッドを使って簡単に求めることができます。こんな具合です。
《Calendar》.add( フィールド, 値 );
このaddは、第1引数に指定したフィールドに第2引数の値を加算するものです。例えば、「今日から100日後はいつか?」を計算したければ、こんな具合にします。
calendar.add(Calendar.DATE, 100);
このaddも、setと同様に、インスタンス自身を書き換えるタイプのメソッドですので、これによりそのCalendarに100日の日時が加算された、というわけです。では、「100日前」は? これは、単純に「-100をaddする」だけです。

下に簡単な利用例をあげておきます。今日から1000日後の日にちを計算して表示します。実に簡単に計算できますね。

※プログラムリストが表示されない場合

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●プログラム・リスト●

	public static void main(String[] args) {
		Calendar cal1 = Calendar.getInstance();
		cal1.add(Calendar.DATE, 1000);
		System.out.println("1000日後: " + cal1.getTime());
	}

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