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初心者のためのRubyプログラミング入門

配列とハッシュ (4/4)

作成:2012-08-19 10:29
更新:2012-08-19 10:29

■eachによる繰り返し処理

配列やハッシュは、for以外にも実はいろいろな形で利用する機能を備えています。配列やハッシュは、「オブジェクト」と呼ばれる値であり、それらの中に用意されている「メソッド」という機能を呼び出すことで、いろいろな処理が実行できるのです。

オブジェクトについてはいずれ改めて説明するとして、ここでは配列/ハッシュの要素を処理する「each」というメソッドを紹介しておくことにしましょう。
配列 .each do | 変数 |
    ……実行する処理……
end

ハッシュ .each do | 変数1, 変数2 |
    ……実行する処理……
end

eachは、配列/ハッシュのオブジェクトの中にある機能です。これは、配列/ハッシュが保管されている変数名の後にドットを付け、続けて「each」と記述します。その後に、do | 変数 |と記述します。変数の前後にある|は、必ず付けないといけません。

配列の場合、取り出された値が変数に設定されていきます。ハッシュの場合は、取り出した項目のキーと値がそれぞれ別々に変数に設定されます。

下に簡単な利用例を挙げておきましょう。配列arrから順に値を取り出して表示するだけの簡単なものですが、eachの働きがよく分かるでしょう。

このeachfor構文も、基本的には「保管された要素を順番に取り出して変数に設定し、繰り返しを行う」という点に変わりはありません。まぁ、ビギナーのうちは、どちらか一方だけ知っていればOKと考えていいでしょう。

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●プログラム・リスト●

※サンプルコード

arr = [10, 20, 30, 40, 50]
arr.each do |item|
	puts(item)
end

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