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初心者のためのCakePHP3 プログラミング入門

bakeによるコードの自動生成 (3/4)

作成:2015-11-22 09:54
更新:2015-11-22 09:54

■生成されたファイルについて

では、プロジェクトの「src」フォルダを開き、ファイルが生成されていることを確認しましょう。bake allでは、以下のようなファイルが自動生成されます。
Controller/SamplesControllers.php
Model/Entity/Sample.php
Model/Table/Samplestable.php
Template/Samples/add.php
Template/Samples/edit.php
Template/Samples/index.php
Template/Samples/view.php

コントローラー、モデル(エンティティとテーブル)、そしてビューのテンプレート(add、edit、index、viewの4種類)がすべて作成されていることがわかるでしょう。今までの「MVCのファルを1つ1つエディタで作成していく」という作業は何だったんだ?と思うぐらい、あっけないですね!

この他、「tests」フォルダの中にも、以下のようなテスト用ソースコードファイルが生成されています。
Fixture/SamplesFixture.php
TestCase/Controller/SamplesControllerTest.php
TestCase/Model/Table/SamplesTableTest.php

テスト関連も自動生成されますので、後から一から書く必要もありません。

bake allで注目すべきは、単にコントローラーやモデルの基本コードが生成されているだけでなく、CRUDの基本機能も自動的に実装されている、という点でしょう。SamplesControllerを見ると、「index」「add」「edit」「view」「delete」というい5つのアクションメソッドが作成されているはずです。

index――テーブルの一覧データを表示(ページネーション使用)
view――選択したIDのデータを詳細表示
add――データの新規追加
edit――選択したIDのデータの編集
delete――選択したIDのデータの削除

こういうことですね。これは、前回までに作成したMembersMessagesで作成したアクションと同じことに気がついたかもしれません。

実をいえば、先に説明したコードは、このbake allで生成したものをベースにしたものだったのです。「bakeでどんなソースコードが作成されるのか?」と思った人は、先のMembersMessagesのコードを読み返してみてください。生成されるコードの基本形がわかるでしょう。

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