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Node.js利用の準備を整えよう (4/6)

■Herokuの利用環境を整えよう

これでローカル環境でNode.jsを実行する方法はわかりました。では、これをサーバーにデプロイして一般公開してみましょう。

Node.jsのプログラムを一般公開する場合、普通のレンタルサーバーの類いはまず使えません。サーバー内でNode.jsのプログラムが実行できないといけないため、ただのWebサーバーが使えるだけのサービスではダメなのです。

そこで登場するのが「クラウドサービス」です。「PaaS」とか「IaaS」とかいったもので、Node.jsに対応しているサービスを探して使うのが一番でしょう。現在、Node.jsに対応している主なクラウドサービスとしては以下のようなものが挙げられます。

●Heroku
https://www.heroku.com/

●OpenShift
https://www.openshift.com/

●Cloud Foundry
http://www.cloudfoundry.com/

ここでは、Herokuを利用することにします。Herokuは、Ruby on Railsが使えるクラウドサービスとして有名ですが、現在はその他の言語にも対応しており、Node.jsも使うことができます。では、利用の手順を整理しておきましょう。


●Heroku登録の作業

1. Herokuアカウントの取得
まずは、上のHerokuサイトにアクセスし、アカウントを取得します。画面の右下に見える「Sign Up」ボタンをクリックすると、サインアップのページに移動します。ここで、登録するメールアドレスを記入し、「Sign Up」ボタンを押してください。

2. パスワード設定
登録のメールアドレス宛に、「Confirm your account on Heroku」という登録のメールが届きます。このメール内にあるリンクをクリックすると、ブラウザが開き、「Welcome to Heroku」というWebページが表示されます。ここで登録のメールアドレスにパスワードを設定してください。これで登録完了です。

完了すると、「Heroku Dashboard」という画面になります。これは、Herokuで公開しているWebアプリの管理画面です。とりあえず今は使わないのでブラウザを閉じて構いません。


●Heroku Toolbeltのインストール

3. ダウンロードページにアクセス
続いて、「Heroku Toolbelt」というプログラムをインストールします。これは、Herokuを利用するために必要なプログラム(Ruby、Gitといったもの)を一式まとめてインストールしてくれるものです。以下のアドレスにアクセスし、各プラットフォーム用のHeroku Toolbeltをダウンロードして下さい。
https://toolbelt.heroku.com/

4. インストール
Heroku Toolbeltは、専用のインストーラになっています。ダウンロードしたプログラムを起動してインストールを行なってください。基本的には、デフォルトの設定のまま進めれば問題なくインストールできるはずです。


――以上で、Herokuを利用するための準備は整いました。ただし、まだデプロイはできません。その前に、必要なファイルの準備があります。



(by. SYODA-Tuyano.)

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