では、実際に簡単なアプリケーションを作ってみましょう。以下の手順にそって作業を進めて下さい。
1. アプリケーションのフォルダを用意するまずは、アプリケーションを作成するフォルダを用意しましょう。ここではデスクトップに「
expressapp」という名前でフォルダを用意することにしましょう。
コマンドプロンプトを起動している場合は、cdでデスクトップに移動し、以下のように実行すればフォルダが作成されます。
mkdir expressapp
2. コマンドプロンプトでフォルダに移動コマンドプロンプト(Mac OS Xならばターミナル)を起動します。そして
cdコマンドで「
expressapp」フォルダに移動して下さい。
3. npmを初期化するnpmを初期化します。これは以下のように実行します。
npm init
実行すると、名前、バージョン、説明文、エントリーポイント、テストコマンド、gitリポジトリ、キーワード、作者、ライセンスなどを次々と聞いてきます。わからなかったら、全部そのままEnterキーを押し続けて下さい。これでpackage.jsonファイルが作成されます。
4. ExpressをインストールするExpressをインストールします。これは、以下のように行います。
npm install express --save
これで、アプリケーションの「expressapp」内に「
node_modules」というフォルダが作られ、その中に「
express」というフォルダが保存されます。これがExpressのファイルが保管されているところです。
5. EJSをインストールする続いて、Expressでテンプレートエンジンとして使用するEJSをインストールします。やはりnpmを使います。以下のように実行してください。
npm install ejs
これで「
node_modules」フォルダ内に「
ejs」フォルダが作られ、そこにファイルが保存されます。
――これで、Webアプリケーション作成のための準備が整いました。後は、ここにスクリプトやテンプレートなど具体的なコードを追加してアプリケーションを構築していけばいいのです。