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Google Drive APIによるファイル管理 (3/5)

■ファイル/フォルダを作成する

Googleドライブでは、スクリプトを使って項目を作成したりすることができます。まずはフォルダの作成から説明しましょう。


・フォルダの作成
変数 = DriveApp.createFolder( 名前 );

これはとても単純です。DriveAppの「createFolder」を呼び出すだけです。

引数にフォルダ名を指定して呼び出すことで、ドライブのルートに指定の名前でフォルダを作成し、そのフォルダを示すFolderオブジェクトを返します。


・ファイルの作成
変数 = DriveApp.createFile( 名前 );
変数 = DriveApp.createFile( 名前, コンテンツ );
変数 = DriveApp.createFile( 名前, コンテンツ, Mimeタイプ );
ファイルを新たに作成することも可能です。これは「createFile」で、作成するファイルの名前を引数に指定して呼び出します。オプションとして、ファイルに保管するコンテンツを第2引数に、またファイルの種類を示すMimeタイプの文字列を第3引数に指定することができます。返値は、生成されたファイルを示すFileオブジェクトになります。

テキストベースのファイル(標準テキストやHTML、XMLなど)であれば、第2引数にそのファイルの内容を文字列で設定するだけでファイルを用意できます。そうでないものについては、BlobSourceオブジェクトとしてバイナリデータを用意することでファイルを作成できます。


・バイナリファイルの作成
変数 = DriveApp.createFile( BlobSourceオブジェクト );
BlobSourceというのは、インターフェイスです。インターフェイスというのは、JavaScriptプログラマには馴染みのない概念と思いますが、さまざまなオブジェクトに特定のメソッドなどの実装を保証するのに用いられます。要するに、このBlobSourceというものを利用しているオブジェクトであれば、createFileの引数に指定できる、というわけです。


では、実際の利用例としてテキストファイルを作成するサンプルを下に掲載しておきます。表計算ページで入力したファイル名とコンテンツテキストをもとにテキストファイルを作成します。(バイナリファイルの利用例は次のページで紹介します)



(by. SYODA-Tuyano.)

※リストが表示されない場合

AddBlockなどの広告ブロックツールがONになっているとリストなどが表示されない場合があります。これらのツールをOFFにしてみてください。

function myFunction() {
  var fname = Browser.inputBox("file name:");
  var content = Browser.inputBox("content:");
  var file = DriveApp.createFile(fname, content, "text/plain");
}




   

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