■Webコンポーネントの主なメソッドとイベント
このWebコンポーネントはUrlにアドレスを設定しただけでは使えません。実際のアクセスは、ブロックエディタでそのためのメソッドやイベントのブロックを配置して組み立てていく必要があります。では、Webで使われる主なメソッド/イベントを整理しておきましょう。
・Webの主なメソッド
[Get]
Urlで指定したアドレスにGETアクセスを開始します。これは、引数などはまったくありません。ただこれを用意するだけで、Urlのアドレスにアクセスを開始します。(結果については後で)
[PostText]
Urlで指定したアドレスにPOSTアクセスを開始します。引数が1つあり、そこにPOST送信するテキストを指定します。
[PostFile]
Urlで指定したアドレスにPOSTでファイルを送信します。引数にファイルのパスを指定します。
・Webのイベント
[GotText]
GetやPutTestなどでサーバーにアクセスをすると自動的に設定されるイベントです。サーバーへのアクセスが完了し、すべてのデータを受け取った後で呼びだされます。重要なのは、これは「どのメソッドでアクセスしたかを区別しない」という点です。どのアドレスにGETやPOSTなどどういう形でアクセスしてもこのイベントが発生し同じように処理されます。
ただし、このイベントには非常に多くの引数が渡されるようになっていますので、それらの値からアクセスに関する情報を得ることができるでしょう。用意されるのは以下のようなものです。
url――アクセス先のアドレス
responseCode――サーバーからのレスポンスコード番号。正常にアクセスが完了したときは「200」になる。
responseType――送られてきたデータのタイプ(MIME-Type)。HTMLのデータなら「text/html」といった値になる。
responseContent――送られてきたコンテンツ。これがサーバーから返送されたデータになる。
do――ここに、イベント発生時の処理を追加していく。
[GotFile]
サーバーからファイルを受信した時(正確には、ファイルを受信して保存が完了したとき)に呼び出されるイベントです。基本的な仕組みはGotTextと変わりません。以下のような引数があります。
url――アクセス先のアドレス
responseCode――サーバーからのレスポンスコード番号。正常にアクセスが完了したときは「200」になる。
responseType――送られてきたデータのタイプ(MIME-Type)。JPEGファイルなら「image/jpeg」といった値になる。
fileName――送信され保存されたファイル名(ファイルパス)。このパスで、保存されたファイルを取得できる。
do――ここに、イベント発生時の処理を追加していく。
今回は、Webの基本的な使い方として、一般的なテキストのやりとりについて理解をしていきましょう。サーバーとのやりとりの基本は、[Get]や[PutText]でサーバーにアクセスをし、[GotText]イベントで結果を受け取る、という形になります。つまり、サーバーへの送信と、サーバーからの受信が分かれているのです。これをしっかり理解しておく必要があります。
※リストが表示されない場合
AddBlockなどの広告ブロックツールがONになっているとリストなどが表示されない場合があります。これらのツールをOFFにしてみてください。
※下図は、ブロックエディタでWebのイベントを配置したところ。
メソッド類は多数あるが、GetとPutTextだけ覚えればOK。

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