では、さっそくGrailsというのがどんなものか使ってみることにしましょう。これは「Grails本体のコマンドを使う方法」と「GGTSでプロジェクトを作る方法」があります。まずは、Grails本体のコマンドを使った方法からざっと説明しましょう。
1. コマンドプロンプトを起動まず、コマンドプロンプトやターミナルを起動してください。そしてアプリを作成する場所にcdコマンドで移動しておきます。とりあえずデスクトップに作るようにしましょう。以下のように実行してデスクトップに移動しておいてください。
cd Desktop
2. 「grails create-app」を実行では、アプリケーションを作りましょう。これは「
grails」コマンドを以下のように書いて実行します。
grails create-app アプリ名
例えば「
grailsapp」という名前で作るなら、「
grails create-app grailsapp」というように実行します。実行すると、その場に
grailsappという名前のフォルダを作成し、その中に必要なライブラリやファイルをコピーしていきます。ただじっと待っているだけで、アプリの原型が出来上がります。
3. 「grails」でインタラクティブモード作業が終わったら、
cdコマンドで、今作ったアプリのフォルダ内に移動します。例えば上の例なら「
cd grailsapp」と実行して移動すればいいでしょう。そして、「
grails」と実行してください。これがGrailsの本体コマンドです。
先ほどのように「
grails ○○」とオプションをつけて実行すると、その機能だけを実行します。が何も付けずに「
grails」と実行すると、Grailsコマンドが実行され、「
インタラクティブモード」というモードになります。これは、cdで中に移動したアプリについて、さまざまなコマンドを続けて実行していくモードです。