では、ドメインクラスを作りましょう。これは、コマンドラインから
Grailsコマンドを実行して作業してもいいですし、GGTSで新規作成することもできます。両方のやり方を整理しておきましょう。
1. Grailコマンドを使うGrailsのプロジェクトを開くと「
grailsw.bat」というバッチファイルがあります(Mac OS X/Linux用は「
grailsw」)。これをダブルクリックして開いてください。コマンドプロンプトが起動し、Grailsが実行され、コマンド入力待ちの状態になります。ここでGrailsのコマンドを入力していけば、このプロジェクトに対してそれが実行されます。
ドメインクラスの作成は「
create-domain-class」というコマンドを使います。これは以下のように実行します。
create-domain-class クラス名
では、ここでは「
SampleData」というクラスを作ることにしましょう。以下のようにコマンドを実行してください。
create-domain-class SampleData
実行したら、プロジェクトの「
grails-app」内にある「
domain」フォルダを開いてみてください。中に「
grailsapp」というパッケージ用フォルダが作られ、その中に「
SampleData.groovy」というファイルが作成されます。これがドメインクラスのソースコードファイルになります。
2. GGTSを使うGGTSでは、ドメインクラスの作成は標準でテンプレートが用意されています。
<File><New><Domain Class>メニューを選んでください。画面にドメインクラス名を入力するダイアログが現れるので、「
SampleData」と入力し、OKします。これで自動的に「
SampleData.groovy」ファイルが生成されます。
――ドメインクラスの生成そのものは非常に簡単ですね。ただし、これは「ファイル」が作られているにすぎません。ここに必要な情報を書いて、クラスを定義しないといけません。