Windows 8。リリース当初はぱっとしませんでしたが、Windows 8.1にバージョンアップし、対応タブレットも出揃ってきて、少しずつ浸透してきているようです。
Windows 8の最大の特徴は、何といっても、従来とは全く違う新しい「
Windows 8アプリ(Windowsストア・アプリ)」環境でしょう。従来のアプリが動くデスクトップモードも一応はありますが、これではWindows 8を使う意味がありません。新しいWindows 8アプリこそが、この新しいOSの真価を発揮するものといえます。
このWindows 8アプリ、見かけが従来のアプリとは全く違うために「作るのは難しそうだ」と思い込んでいる人も多いようです。が、事実は全く逆。従来に比べると、恐ろしく開発が簡単になっているのです。
.netでサポートする
C#、
Visual Basic、更には
JavaScript(Jscript)でも開発が行えます。既に.netでC#を使った経験があるなら、挑戦しない手はありません。まだWindowsストアもアプリ数はそれほど多くないので、今なら個人レベルでも作ったアプリがヒットするチャンスはあります。
■開発はVisual Studioが基本!
Windows 8アプリの開発は、Microsoftが提供する「
Visual Studio」を使って行います。まずは、これを用意しましょう。……というと、「げっ。あんな高いソフトを買わないといけないのか」と思う人もいるかもしれませんね。
Visual Studioといっても、別に市販されているパッケージを購入する必要はないんです。Microsoftが配布している「
Visual Studio Express」という無償版で、十分開発は行えます。ですから、まずはこれを入手しましょう。
Visual Studio Expressは、日本のMicrosoftのサイトでも配布されています。こちらです。
http://www.microsoft.com/ja-jp/dev/express/ただし、これを書いている時点で、配布されているのはVisual Studio Express 2012という少し古いバージョンです。これでも開発は行えますが、どうせなら最新バージョンを手に入れたほうが良いでしょう。これは米国のMicrosoftのサイトに行けばあります。
http://www.visualstudio.com/en-us/downloads/download-visual-studio-vsここから、「
Visual Studio Express」というところにある「
Visual Studio Express 2013 for Windows」というものをクリックしてください。インストールのためのリンクなどが現れるので、ここで「
Download Language」から「
日本語」を選び、その下の「
install now」リンクをクリックしましょう。
IEでアクセスしているならば、そのままインストーラをダウンロードしてインストールが開始されます。Chromeなどを使っている場合は、ダウンロードのフォルダにインストーラが保存されるので、それをダブルクリックして起動してください。
このVisual Studio Expressの利用は、
Microsoftアカウントと紐付けられています。インストール後、Microsoftアカウントでログインすることで、一定期間のプロダクト利用が許可されます。といっても、期限が切れたらまた延長すればいいだけで、いつまでも(Microsoftの気が変わらない限りは)無料で使い続けることができます。
まだアカウントがない人は、ログイン画面から新規登録できますので、作っておいてください。