Unityを起動すると、新しいプロジェクトを作成するためのダイアログウインドウが表示されます(もし、サンプルのゲーム作成画面みたいなものが出てきたら、
<File>メニューから
<New Project...>を選んでください。これで新規プロジェクトのダイアログが現れます。
ここで、
Project Locationにプロジェクトの保存パスを入力して「
Create」ボタンを押せば、新しいプロジェクトが作られます。この
Project Locationは、Windowsの場合はちょっと注意が必要です。フォルダのパスの末尾にプロジェクト名が追記されてないといけません。デフォルトでは「
C:\Users\利用者名\Documents\New Unity Project」と入力されてますから、この「
New Unity Project」の部分を適当に書き換えればいいでしょう。なお、その下にある各種のチェックはすべてOFFのままでOKです。
Mac OS Xの場合は、Project Directoryの「Set」ボタンを押してプロジェクト名を入力すれば普通にプロジェクトが作成されます。Windowsのように何かを書き換えるような作業は不要です。
■プロジェクトのシーンとビュー
プロジェクトを作ると、何もない空間のような表示が現れます。これは「
シーン」の設計をする画面です。Unityでは、ゲームはシーンと呼ばれるゲーム画面をいくつも作成して作っていきます。新規にプロジェクトを作ると、新しいシーンの画面が表示された状態となっているわけですね。
このUnityのウインドウは、たくさんの小さなウインドウの組み合わせになっています。これらは「
ビュー」と呼ばれます。まずは主なの役割をざっと頭に入れましょう。
Hierarchy(構造)ビュー―左上にある「Main Camera」とか表示されているツールです。これは、現在のシーンに配置されているさまざまな部品の組み込み具合を階層的に表示します。ここで部品を選択すれば、その部品を編集できるようになります。
Scene(シーン)ビュー――画面中央にある暗黒空間のような表示です。これがシーンの編集画面になります。この中にさまざまな部品を配置していきます。また配置した部品をクリックやドラッグして移動したり編集したりします。
Project(プロジェクト)ブラウザ――HierarchyとSceneの下にある、横長のビューです。これは、プロジェクトにあるファイル類などのパーツを管理するものです。左側にあるリストからフォルダを選ぶと、その中にあるファイルが右側に一覧表示されます。
Inspector(インスペクター)ビュー――画面の右側にある縦長のビューです。これは、シーンに配置した部品の細々とした設定を行うものです。HierarchyやSceneで部品を選択すると、その部品に用意されている各種の設定がここに表示されます。