Unityのシーン(ゲーム画面)では「
ゲームオブジェクト」と呼ばれるものを配置していきます。これが、ゲームのシーンを構成する部品となるものです。ゲームオブジェクトにはさまざまなものが用意されています。
3Dモデル――キャラクタなどの部品ですね。球体や立方体、円筒などの基本的な部品を作るための機能がUnityには用意されていますし、本格的な3Dモデル作成ツールで作られたものを取り込んで利用することもできます。
ライト――光源となる部品です。太陽光のような一定方向からまんべんなく当たるもの、スポットライトのように一箇所から決まった方向を照らすものなどいろいろと作れます。
カメラ――3Dのゲームというのは、シーンをある位置からカメラで撮影しているような感じで表示されます。この撮影するための部品がカメラです。デフォルトでは、
Main Cameraというカメラが1つ用意されています。
■<GameObject>メニューについて
ゲームオブジェクトは、
<GameObject>メニューから簡単に作れます。
<Empty Object>では空っぽのゲームオブジェクト(何も表示されません)を作れますし、
<GameObject>メニュー内には、3Dモデル、ライト、カメラなどの部品がいろいろと用意されています。このメニューの構成は、Unityのバージョンによって違いっているので注意が必要です。
●Unity 4.5まで<Create Other>というメニューの中に、主なゲームオブジェクト類がすべてまとめられています。ここから、作成したいゲームオブジェクト名のメニューを選びます。
●Unity 4.6の場合<GameObject>メニューの中に、以下のように細分化されたメニューが用意されています。
<3D Object>メニュー――3Dのゲームオブジェクトがまとめられています。
<2D Object>メニュー――2Dゲームのためのゲームオブジェクトがまとめられています。
<Light>メニュー――ライト関係がまとめられています。
<UI>メニュー――4.6からサポートされる新GUIのオブジェクトがまとめられています。
実際に、
<GameObject>メニューから
<Cube>メニューを選んでみましょう(4.5までは
<Create Other>、4.6では
<3D Object>内にあります)。画面に立方体の3Dモデルが作成されますよ。
立方体ができたら、続いて
<Directional Light>というメニューを選んでみましょう(これも4.6の場合は
<Light>内にあります)。これは、決まった方角からシーン全体に光が照らされるライトです。これでシーン全体が明るくなります。
とりあえず、これで必要最小限のゲームオブジェクト(表示する3Dモデル、ライト、カメラ)が揃いました。これらがひと通り揃ってはじめてシーンをきちんと表示することができるようになります。