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アドオン・プログラムを作ろう! (1/5)

■アドオン・プログラムの仕組み

Google Appsが更に進化しました。スプレッドシートやドキュメントで、「アドオン」プログラムを作成し、組み込んで機能拡張することが可能となったのです。既にアドオン・プログラムのマーケットも用意され、誰でもアドオンをインストールし使えるようになりました。

このアドオンは、実は本格的なデベロッパーなどでなくとも、Google Apps Scriptが使える人ならだれでも作ることができます。

アドオンは、Google Appsの新機能のように思われていますが、実はGoogle Apps Scriptの側から見ると「既にある機能を少し拡張しただけ」であることがわかります。アドオンを使うために必要となる仕組みは以下のようなものです。

●アドオン用イベント
スプレッドシートやドキュメントには、新たに「onInstall」というイベントが追加されました。これにより、アドオンのインストール時の処理が作成できるようになりました。

●Uiオブジェクトの拡張
Uiオブジェクトは、スプレッドシートやドキュメントで利用できるUI機能を提供するオブジェクトです。これがアドオン用に拡張されました。アドオン用メニューのための機能と、サイドバー表示のための機能です。なお、サイドバーの機能は前からあったものです。

●google.script.runによるスクリプト呼び出し
これも正確にいえばアドオン用ではなく、前からあった機能ですが……。Google Apps ScriptのHtmlServiceを利用して表示されるHtmlページ内からサーバー側のスクリプトを呼び出すためのgoogle.script.runメソッドを利用することで、アドオンのメニューやサイドバーからGoogle Apps Scriptの処理を実行できるようになっています。

――この3点がわかれば、アドオンは作ることができます。整理すると、「onInstallによるインストール時の処理」「アドオン用メニューへの組み込みとサイドバーの表示」「サイドバー内のGUIからGoogle Apps Scriptの処理を呼び出す仕組み」の3点です。この3つがわかれば、アドオンは作れます。




(by. SYODA-Tuyano.)

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※サンプルで作ったアドオン・プログラム。一応、それなりに動く。




 

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