では、JavaScriptのスクリプトは、どのようにして書くのでしょうか。
以前ならば、「ただのテキストファイルなんだから、普通にテキストエディタで書けばそれでOK!」というのが一般的な考え方でしたが、今はJavaScriptのスクリプトもどんどん複雑化してきています。まったく開発環境を整えずにエディタだけで書くのは、正直かなりつらいものがあります。個人的には、それなりのツールを用意することを勧めます。
1.プログラミング言語対応エディタもっとも使い勝手がいいのは、プログラミング言語に対応したテキストエディタを使うことでしょう。個人的に利用しているのは
「NOTEPAD++」というものです。これはタブ方式で多数のファイルを開き編集できるフリーのエディタです。非常に多くの言語に対応しており、予約語を色分け表示したり、入力中に利用可能な単語を自動的にポップアップして表示するなど、各種の入力支援機能を持っています。
http://notepad-plus.sourceforge.net/2.統合開発環境本格的な開発を行うための各種機能を統合した開発環境です。最近では、Web開発のための機能も充実し、HTMLやJavaScriptのスクリプト作成にも十分利用できるようになっています。もっとも有名かつ広く使われているのは、
「Eclipse」というオープンソースの開発環境でしょう。これは開発の用途に応じていくつかのパッケージが用意されており、
「Eclipse IDE for Java EE Developers」というパッケージをダウンロードすると、Webアプリケーション開発の機能までもったEclipseが手に入ります。ただし、Eclipse自体は英語ですので、
MargeDoc Projectというところが開発している
「Pleiades」という日本語化ソフトウェアを利用するとよいでしょう。
http://eclipse.org/http://mergedoc.sourceforge.jp/3.Web用開発ソフトこの他、Webの開発用にリリースされているソフトウェアでも、JavaScriptのプログラミングに対応しているものが多くあります。もっとも広く用いられているのは、Adobeの
「Dreamweaver」でしょう。Webデザインのためのソフトウェアですが、JavaScriptのスクリプト作成の機能も充実しています。ただし、これは有料ですので、価格に見合った価値があるか、よく考えて判断しましょう。
http://www.adobe.com/jp/products/dreamweaver/個人的には、簡単なスクリプト作成であればNotepad++が、JavaScriptのライブラリなどまで含めた、更にはサーバーサイドでの開発も視野に入れたプログラミングであればEclipseが、おすすめです。(私自身もこれらを利用していますので)
もちろん、ここで紹介したもの以外にも、この種のソフトは有料無料を問わず多数存在しますので、それぞれで情報を集めてみるとよいでしょう。