続いて、ブロック・エディタを起動し、バーコード・リーダーの処理を作成しましょう。今回は、2つの処理を作成します。
※1つ目の処理
「My Blocks」→「Button1」→「Button1.Click」例によって、ボタンをクリックした時の処理を作成するための部品ですね。まずはこれを用意します。
「My Blocks」→「BarcodeScanner1」→「BarcodeScanner1.DoScan」BarcodeScanner1の中にある「
DoScan」という部品をドラッグし、先ほどの「
Button1.Click」の凹み部分にはめ込みます。これが、バーコードをスキャンする処理の部品です。たったこれだけで、「ボタンをクリックするとバーコードをスキャンする」ということができてしまいます!
※2つ目の処理
「My Blocks」→「BarcodeScanner1」→「BarcodeScanner1.AfterScan」これは、
BarcodeScanner1でスキャンを完了した後で呼び出される処理です。これを用意することで、スキャン後に何かの処理を行わせることが可能になります。これは、
Button1.Clickなどと同様に、新しい処理として何もない空白のエリアに配置します。
この部品を見ると、部品の右上に「
result」という別の部品がくっついていることが分かります。この部品は、
Definisitionの部品の1つで、「値などを保管しておく変数」と考えてください。この
resultという変数に、
DoScanでスキャンして得られたテキストが保管されているのです。
「My Blocks」→「TextBox1」→「set Text to」TextBox1のテキストを設定するものでした。set toのついているほうの部品を、
BarcodeScanner1.AfterScanの凹み部分にはめ込みます。
「My Blocks」→「My Definition」→「result」先ほど、
BarcodeScanner1.AfterScanを配置したときに勝手に作られた「
result」は、「
My Definition」というところに保管されています。これをドラッグして、
TextBox1.Textの右側にはめ込みます。これで、スキャンして得られたテキストが
TextBox1に表示されることになります。
「My Blocks」→「Notifier1」→「Notifier1.ShowAlert」Notifierに用意されている機能の1つで、アラートを表示させるものです。これを、
BarcodeScanner1.AfterScanの凹みにあるTextBox1.Textの下にはめ込みます。
「Built-in」→「Text」→「text」テキストの部品でしたね。これを、
Notifier1.ShowAlertの右側にはめ込みます。そしてテキストを「
Scan Barcode!」というように変更しておきます。
――これでプログラムは完成です。