チェックボックスやスライダーなどでは入力が難しいものは、テキストとして入力してもらうのが一番です。そのための部品が「
InputField」です。
これも、実は内部に部品を持っています。
InputFieldと「
Text」から構成されているのです。
InputFieldが、部品全体の位置や大きさなどを調整するためのものであるのに対し、内部の
Textは入力テキストの表示に関する設定になります。フォントサイズやスタイルなどはこの
Textで設定しておきます。
●Starting ValueとTextの表示InputFieldでは、表示されるテキストについて2つのものがあるので注意が必要です。
InputFieldの「
Starting Value」は、入力フィールドの初期値のテキストを指定します。内部の
Textに設定されるテキストは、
Starting Valueが未設定の場合、未入力時のテキストとして表示されます。
●パスワード入力とInput Typeこの
InputFieldは、デフォルトでは普通にテキストを入力するだけですが、その他の入力スタイルも利用できます。
InputTextの「
Input Type」という設定で、入力タイプを変更できます。ここから「
Password」を選べば、パスワードの入力用フィールドにすることができます。
●複数行の入力InputFieldはデフォルトで複数行の入力をサポートしています。これは
InputFieldの「
Multi Line」で設定します。これがONだと複数行の入力を可能にします。OFFにすれば、1行だけの入力フィールドになります。
■プッシュボタンについて
プッシュボタンは「
Button」という部品として用意されています。これも
InputFieldと同様、内部に「
Text」を持っています。ボタンの位置と領域は
Buttonで行い、ボタンに表示されるテキスト表示は内部の
Textで設定します。
――以上、主なGUIの部品について簡単に説明しました。これでGUIの作成そのものはだいたい行えるようになるでしょう。
ただし、GUIというのは、それだけでは意味がありません。入力された値をスクリプト内からどうやって取り出し利用するかがわからないといけません。これについては、Unityプログラミング入門のほうで説明することにしましょう。
※JavaScriptではじめるUnityプログラミング入門
「Unity 4.6の新GUIを利用する」
http://libro.tuyano.com/index3?id=7286003