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Unity 4.6の新GUIを使おう (6/7)

■SliderとScrollbar

一定の範囲内から数値をアナログ的に設定するのに用いられるのが「Slider」と「Scrollbar」です。Sliderはスライドするノブ(取っ手)をドラッグして値を設定します。Scrollbarは横長のバーの長さによって値を設定します。ちょっと感じは違いますが、基本的にはどちらも同じ「数値をアナログ的に入力する」ためのものです。

これらも、自身の中にいくつもの部品が組み込まれています。簡単に整理しておきましょう。


●Slider
Slider――Slider本体です。スライダーの位置や大きさ、設定値などを管理します。
FillArea――スライダー全体を塗りつぶしている部分の設定です。
Fill――塗りつぶしの設定です。
Handle Slide Area――ハンドル(ドラッグして動かすところ)に関する設定です。
Handle――ハンドル部分の設定です。


●Scrollbar
Scrollbar――Scrollbar本体です。スクロールバーの位置や大きさ、設定値などを管理します。
Sliding Area――操作する領域の設定です。
Handle――ハンドル部分の設定です。


■数値の範囲について

これらのGUI部品を扱うとき、、注意しなければいけないのが、「どこからどこまでの範囲内でどう値を設定するか」という点です。これは、インスペクターから設定を行うことができます。


●Sliderの設定
Min Value――数値の最小値
Max Value――数値の最大値
Whole Numbers――これをONにすると整数値のみ設定され小数には設定されなくなる
Value――現在の値


●Scrollbarの設定
Value――現在の値
Size――スクロールバーの取っ手部分の幅(数値の範囲)
Number of Steps――何回クリックすればバーが端から端まで移動するか


見ればわかるように、Sliderは「○○から✕✕までの範囲」から値を指定するのに対し、Scrollbarは0~1の実数で、全体の中の割合のようなものを指定するのに使います。似ていますが、微妙に役割は異なっているのです。



(by. SYODA-Tuyano.)

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※SliderとScrollbarを配置したところ。




   

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