続いて、サーバーから指定したタグの値を受け取る
Button2の処理を作成しましょう。これも、やはりいくつかの処理が連携しながら実行されるようになっています。
まず、
Button2.Clickでは、
Notifier2.ShowTextDialogを呼び出し、取り出すタグ名を入力するダイアログを呼び出します。そして、OKして呼び出される
Notifier2.AfterTextInputでは、
TinyWebDB1の「
GetValue」を呼び出します。これは右側に取り出すタグ名をつなげて呼び出します。
問題なく値が得られると、
TinyWebDB1の「
GotValue」という処理が呼び出されます。これは右側に「
tagFromWebDB」「
valueFromWebDB」という2つの変数が連結されており、これらに得られたタグ名と値がそれぞれ保管されます。
後は、この値を
TextBox1.Textに設定し、メッセージを表示するだけです。先のデータ送信の処理がわかっていれば、これもそれほど難しくはないでしょう。
この他に、もう1つだけ処理を用意しておきましょう。それは
TinyWebDB1の「
WebServiceError」というものです。これは、サーバーにアクセスしたとき、何らかのエラーが発生すると呼び出されます。ここで、渡される
messageを表示するようにしておきます。何かトラブルが発生したら、これで知らせることができるというわけです。
TinyWebDBは、機能的には
TinyDBと同じですが、サーバーにアクセスするため、コールバックが多用されています。複数の処理を連携する仕組みをきっちりと頭に入れておきましょう。
※自分でサーバーをたてられない!という人のために
サーバープログラミングなんてわからないよ、という人のために、テスト用のサーバーを公開します。
TinyWebDBの
ServiceURLに、以下のアドレスを記入して使ってください。
(ただし、あくまで汎用の公開サーバーですので、データの安全は保証できません。他の人間がデータを書き換えたりする可能性も十分にありますので、あくまで試験用としてご利用ください)
http://tuyano-sample.appspot.com