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ゲームを演出するさまざまな効果 (6/6)

■霧を表現する「フォグ」

3Dグラフィックによる風景というのは、何もかもはっきりくっきり見えすぎてしまう感じがします。が、現実にはそんなことはありません。遠くのものほどぼんやりとぼやけて見えてくるものです。こうした「遠くがぼやける効果」を出すのに用いられるのが「フォグ(Fog)」です。

フォグは、「」を表現するためのものです。このフォグは、レンダリングの設定として用意されています。<Edit>メニューから<Render Settings...>を選んで下さい。インスペクターにレンダリングのための諸設定が表示されます。ここに「フォグ」関係の項目として以下のようなものが用意されます。

Fog Color――フォグの色を設定します。

Fog Mode――フォグの表現に関するモード設定です。どのぐらい離れるとどのぐらいの濃さで表示されるかを計算する方式と考えて下さい。デフォルトでは「Exp2」になっていて、これがまぁ一番自然な感じでしょう。

Fog Density――フォグの濃さを指定するものです。数値が大きいほど濃くなります。

Linear Fog Start――フォグの開始距離です。これはFog ModeLinearを指定した時だけ使われます。

Linear Fog End――フォグの終了距離です。これもFog ModeLinearを指定した時だけ使われます。

とりあえず「Fog Color」「Fog Density」の2つだけを設定すれば、それっぽいフォグが表示されるようになるでしょう。フォグをOFFにしたい場合は、インスペクターの「Fog」項目のチェックボックスをクリックしてOFFにしてください。



(by. SYODA-Tuyano.)

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※Render Settingsのフォグ関係の設定。




 

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