これでプロジェクトはできましたが、まだ完成ではありません。必要なライブラリ類をプロジェクトにインストールする必要があります。まずは、以下のように実行して、作成したプロジェクトフォルダ(ここでは「
samplecake」)の中に移動しましょう。
cd samplecake
そして、
composerのインストールコマンドを実行します。以下のように実行して下さい。
composer install
実行後、プロジェクト作成と同様に、以下のようなテキストが表示される場合があります。
Set Folder Permissions ? (Default to Y) [Y,n]?
そのままEnterして、パーミッション設定を行って下さい。これで必要なファイル類がすべてフォルダの中にインストールされます。
■開発用サーバーで実行する
では、作成したプロジェクトを使ってみましょう。まずコマンドプロンプトあるはターミナルからcdコマンドを使って、作成したプロジェクトのフォルダ(ここでは「
samplecake」フォルダ)に移動します。そして、以下のように実行して下さい。
・Windowsの場合bin\cake server
・Mac OS X/Linuxの場合bin/cake server
これでCakePHPに内蔵されているWebサーバーが起動します。起動したら、Webブラウザから以下のアドレスにアクセスしてみましょう。
http://localhost:8765/
CakePHPのサーバーでは、このようにポート番号
8765を指定して実行されます。これでWebアプリケーションのトップページにアクセスし、ページが表示されます。問題なくプロジェクトが作成されて入れば、「Get the Ovens Ready」と表示されます。
その下には、CakePHPの動作に関するチェック項目が表示され、問題なければ緑のチェックマークが項目の冒頭に表示されます。もし問題があった場合には、赤い×マークが表示されます。
おそらく、下の方に「
CakePHP is NOT able to connect to the database.」といった☓マークが表示されているはずです。これは、データベースへのアクセスができない、という問題が起きていることを示すものです。まだプロジェクトを作っただけで、何の設定もしていないため、このエラーが出るのは正常です。今は気にしないでください。
動作を確認したら、サーバーを終了しましょう。コマンドプロンプト/ターミナルで、
Ctrlキーを押しながら
「C」キーを押すと、「バッチ ジョブを終了しますか (Y/N)?」とメッセージが表示されます。そのまま「
y」をタイプすれば、サーバーが終了します。