では、この
クラスというのはどうやって書くのでしょうか。基本的な書き方をまとめると、こんな感じになります。
class クラス名 {
種類 フィールド名;
種類 フィールド名;
……略……
返値 メソッド名( 引数 ){
……実行する処理……
}
……略……
}
わかりますか? 「
class クラス名」というのがあって、その後に
{}記号が付いています。この
{と
}の間に、
フィールドや
メソッドを用意するのです。
フィールドは、
変数の宣言と同じように書きます。というより、どの
メソッドにも入ってない、
クラスにいきなり書かれた変数宣言が、
フィールドなのです。
メソッドは、「
返値」「
メソッド名」「
引数」といったものの後に
{}記号をつけて書きます。が、メソッド名はわかるとしても、
返値(かえりち)とか
引数(ひきすう)ってのはよくわかりませんね。これ、整理しておきましょう。
・返値その
メソッドを呼び出した元に何かの結果を返すためのものです。例えば複雑な計算を行う
メソッドを定義したとすると、最後に「計算結果はこれです」というのを渡さないといけませんね? これが
返値です。
返値は、返す値の種類(intとかStringとか)を指定して書きます。
・引数何かの処理をさせる
メソッドでは、そのために何かの値が必要となることもあります。「これを実行するには、これとこれの値を下さい」というのを指定しないといけないことがあるわけです。
こういうときに、
メソッドに必要な値を渡すためのものが
引数です。これは、値の種類(intとかStringとか)と、それを収める変数を書きます。またいくつもある場合は、それぞれを
カンマで区切って書きます。